ホーム > TOPICS > 雲州平田の木綿街道!(島根県)
2019年07月14日  
雲州平田の木綿街道!(島根県)
 ■■ 
 
雲州平田の"木綿街道"(出雲市)




雲州平田は、山陰自動車道斐川I.C.から北へ約15分(宍道湖の西)の古い町並みが残る風情あふれる町です。
江戸時代から"雲州木綿"を取引する市場町として栄えました!



 
 
  古い町並みの"木綿街道"は、 格子窓の連なる二階建て妻入り造りの町家で平田独特の建物です!
格子て見ると雰囲気ありますねェ!
 
まず訪れたのは、"木綿街道交流館"!
(ホンダのディーラーではありません!)
木綿街道周辺で木綿が栽培されるようになった経緯や木綿産業の歴史などについて知ることができます。

 
 
   観光案内施設と同時に「ごはん屋 綿の花」でもあり「機織り体験」ができる場所でもあります。
ここで出雲そばを頂くのもいいと思います。(時々…いずもとは言いません)

 
 別棟には、研修棟がありますが、使っていない時は、"ギャラリー"として、地元の方々の絵画などが展示されています!
 
 
   続いて訪れたのは、醤油店「岡茂一郎商店」!
お醤油のテイスティングが出来るお店です。
 おかしげな店主かと思いきや
「さいしこみ醤油」「さしみ醤油」だということなど、楽しく教えて下さいました!
 
   
           ↑↑
 ここで作られた「醤油愛す」(アイスクリーム)は、ほんのり香ばしく絶品でした!



向かいの醤油蔵には、全て陶器で出来たオブジェが飾ってあります!
これは、「平田一式飾り」と言って、日常使う陶器を針金だけで繋げて作る江戸時代からの伝統芸術です。

 
 "一式飾り"は、平田町内の各所に飾られていますが、毎年、各町内・団体が一式飾りを制作し、7月20日から3日間"競技大会"が開催されます!
偶然、今年の作品の制作現場に出くわしました!
 
  「令和の牛」が全て陶器とは驚きです!
"一式飾り"は、町内にある「平田天満宮」に奉納され、無病息災を祈ります。
 
 引き続き"木綿街道"を巡ります!
玄関横にある無人の「木綿街道おみくじ」(竹筒)と、上の段は「綿の種」(一袋百円)。
 
 
   300年以上の歴史を持つ「来間屋生姜糖本舗」!
地元斐川町出西地区の限られた畑で栽培された生姜を使って作られた和菓子です。
板チョコのような形をした"生姜糖"や昔懐かしい"生姜煎餅"など、出来たてを頂けます。

 
   
   続いては"出来たて"のお店「吾郷屋」(ごきょうや)です。
製本のお店ですが、全て手作りのノートが超オシャレ!
 
 店主の吾郷直紀さんが作る"紙の造形"は、ひと口では説明できない細やかさと美しさと驚きを秘めています。
この細かい色のドットも、ひとつひとつ切り抜いて切った別の色をはめ込んでいます!(意味わかる?)
見てるだけでドット疲れます!
 
   レトロなミシンの上にあるのは、製本の時に出た端材を利用して作られた縦横2.5cm、幅1.5cmのノートです。
 
表紙は、"ひらがな"が切り抜かれており、を挟むことによって色が変わる仕組みになっています!




下の画像で見ると、"ね"には"ねこ"黒い栞が挟んであり、"と"には"とり"青い栞が挟んであります!
もちろんすべて手作りです!
 
 
     ←
こうやって"名刺立て"にもなります。
見るだけでも微笑ましく楽しくなります!
 
 いちばん細かそうな"あ""あり"を選んで購入しました!(500円)
蟻の大きさは、1.5cmですが、足の細さは1㎜もありません!「ありゃー!」
 
   本に挟んである"スリップ"は、ご覧のようにカラフルで、ノートを買えば無料で好きな色を選べます。
"スリップ"もすべて手作りです。

先日、広島市上八丁堀の"ギャラリーg"で展示会を開催されたそうです。
 先程ご紹介した「平田一式飾り」は、平田天満宮へ奉納されることになっていますが、平田天満宮(宇美神社)は、"吾郷屋"と同じ並びにあります。

 
 
   さすが出雲大社のお膝元、歴史を感じさせる立派な建物です。
 狭い地域ですが、様々な面白スポットが点在する「木綿街道」でした。
行く行かないでもめんよーに!