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2017年02月26日  
海洋探査船「TARA」号 in 尾道!
 ●● 海洋探査船「TARA」号 in 尾道!



春めいてくると尾道の「ONOMICHI U2」周辺には、ライダーや観光客が増えてきます。
この日(2/25)も好天に恵まれ、多くの人たちが集まってきましたが、その先には・・・。



↓ 行って見マスト、U2のデッキ前には、マストが2本!

 
 
     この船は、2月24日(金)の夕方に尾道港に寄港したフランス"海洋探査船「タラ号」"なんです。

U2の中や周辺には「タラ号」の掲示物がやタラと目につきます。
 
 「タラ号」は、2003年から環境調査と保護のため世界中を航海しています。

北極地中海を経て、この度「太平洋プロジェクト」として、太平洋のサンゴ礁を調査しています。


U2のデッキには、タラ号の活動が掲示されています。
 
   日本へは初めての寄港で、小笠原、福岡、尾道、神戸、沖縄など9箇所に立ち寄り、セミナーなどを開催することになっています。

尾道へは、2月24日から28日(火)まで滞在します。

 
 


乗組員は、フランス人を中心に16人!(船長、料理人、通信員、科学者、アーティスト、記者など)
 




「タラ号」のオーナーは"agnes b."(アニエスベー)、日本でも有名なファッション・ブランドのデザイナーで地球環境に関心の高い方です!
U2に寄り添ってピッタリの雰囲気! ↓
 
     「タラ号」"tara"は、名作「風と共に去りぬ」の"タラの丘"のことで、みんなが帰還する場所として名付けられたそうです。
オレンジ色は、地球環境の危機!だそうです。

 
 「タラ号」の船体は、普通の帆船ではなく、丸みをおびた「湯たんぽ」のような形をしていますが、これは、アルミで出来ており、軽量で、サビないし、氷にも強いそうです。




 
 
   この日は"船内見学会"が行われました。

「タラ号」の役目から活動、海と気候の関係、サンゴ礁の変化まで大切なお話を伺いました。

 
 日本は、アジア最初の寄港地だそうです。
何故かと言うと気候が良いからかもしれません!今度聞こう!
マストには日本の国旗が掲げられていました。
 
 
 




 
 船に乗り込むとイタリアンレストランのようないい匂い!
丁度、昼時だったので、ピザか何かを作っていたのでしょう。












やはりヨットには、風力計が欠かせません!















さすがおフランス!
酸素ボンベも妙に色っぽいです。

 
 乗組員の方々は、それぞれ専門の分野がありますが、長い航海の中では役目を越えた協力関係が大切です。
 
 
  穏やかな瀬戸内海で、船のメンテナンスをされていました。

 
 「タラ号」は、これまでに地球の起源でもあるプランクトンを採取し、その数は3万5千種にも及ぶそうですが、その内90%以上が新種だそうです。
標本類は、船の先端部分に保存されています。
 
 
  この度の「太平洋プロジェクト」では、生物多様性のゆりかご"サンゴ礁"の調査を目的としています。

珊瑚礁は、わずかな温度変化で"白化"してしまい、すでに地球上の20%のサンゴ礁が死滅したとされています。
 
 乗船する前に「募金箱」があったので僅かながら募金をさせて頂きました。
28日(火)まで尾道に停泊していますので美しい「タラ号」を是非、直接ご覧ください。


船内にあった「タラ号」の缶バッジエンブレム! 
 
    中に乗っても殆どがアルミ色で渋いです。
 特別記者アンナさん!(もちろん右の人)
ビデオ、写真、文字を使ってプロジェクトに関わる内容を伝える役目をしています。
ウェブサイトをご覧ください。アンナ感じです!
 
 
   操舵室手前のスペースは、丸くテントで覆われていましたが、暖かくなればオープンスペースになります。
 
そうだ!"操舵室"を見学しよう!

船長がここから船の指揮をします。他と連絡をするための無線機もありました
ここはWOODYでした。
(にしき堂の袋が気になります。)

 
 
  タラ号は、2本のマストの高さが同じ(27m)"スクーナー船"と言うそうです。こういった形の船の数は少ーナーそうです。 
 色々とお勉強をさせて頂きました。
日本のサンゴ礁は、黒潮がどのように影響しているかを調査するそうです。
 
  地球温暖化は、地球環境の危機を象徴する出来事です。
「タラ号」は、地球のために一番良い方法を考えながら冒険を続けています。

「タラ号」を見て、活動に関心を持つことから始めましょう!
 
●● 尾道商店街の「あなごのねどこ」



一際ポップな雰囲気とレトロ感につられて「あなごのねどこ」におじゃましました。

"ゲストハウス"ですが、カフェや不思議なアート的スペースもあります。







 
 



  「あなごのねどこ」の由来らしき通路は、人が行き来する度に横向きにならないと通れない不便さ!最近ないなぁ・・・と思うと、それもいい感じになります。

右側の窓の向こうがカフェです。 
 「あくびカフェー」の中は、レトロな小学校風です。
椅子やテーブルはもちろん、跳び箱や理科室の備品などもあります。
 





調理場では"割烹着姿"の方が更に雰囲気を出してくれます。
 ↓ ↓
 
     器もコレ!「タラ号」と同じアルミ製!
今更、アルマイトでもあるまいと
 
 通路を奥へ奥へと進むと中庭に出ました!
そこに突如現れたのが、本とCDとチェロの空間、「紙片」
「入ってもかまへん?」

 
   
  音楽と本とチェロがあり、不思議と静かな空間です。
場所自体がアートな雰囲気です。是非、行ってみて下さい!


今の尾道を象徴するような場所です。
レトロで若い感性の場所が増えつつあります。