2016年08月28日 |
瀬戸内国際芸術祭2016 in 小豆島! その2
■ 瀬戸内国際芸術祭 in 小豆島 その2 「瀬戸内国際芸術祭2016」の夏会期!暑い暑い日差しに中、アート作品を求めて今週も行ってきます! 3年に一度、岡山と香川の12の島々を舞台に展開されます。 |
先週の"その1"では、小豆島の真ん中あたりの"三都半島(みとはんとう)"をぐるりと回ってご紹介しました。見とった? 今週は、島の右、"田浦半島"からスタートします。 小豆島名物の「お醤油さん」が多くあるあたりです。道路の左右に「マルキン醤油」があります。 ← "しょうゆソフト"につい手が伸びるほどの暑さです。しょーゆーことです。 |
まずは、200年前から穀物屋さんとして存在し、今は倉庫になっているところのアート! 江戸時代の牢屋のような格子の向こうには・・・。 |
インドのサヘジ・ラハールの作品は、壁土(かべつち)で作られたような立体です。 神話上の生き物を誘い出し「現在」と対話させることで、物語を作り出すんだそうです。 んー・・・。 |
竹林を登ると、異質な白い箱のようなものが現れました! |
ぐるっと回ると個室になっていました。 京都造形芸術大学・城戸崎和佐ゼミ+graf"竹の茶室"です。 |
その隣に「旧醤油会館」があります。 Show You! こちらは、インドの作家ソサ・ジョセフの大型絵画を展示してあります。 |
メインルームに作品を展示し、向こうの部屋はアトリエとして小型作品を制作するそうです。 また、インド絵画の紹介やインドのお茶を振舞うイベントも行うそうです。 (窓の外には竹林が見えて、落ち着く空間になっています。) |
この建物は、トッドアーキテクツの"Umaki camp" 前回の芸術祭で、島の人、観光客を問わず、誰でも建てることに参加できる建物が完成しました。 |
「 誰でも自由に使えるキッチン」では、地元のお母さん方が集っておられました。 写真の奥には、コミュニティーのFM局のスタジオもありました。 |
地域の方々と観光客とのコミュニケーションの拠点となっています。 とりあえず伺うと、ご覧のような、冷たい麦茶とニンジン、キュウリ、スイカなどの野菜を無料で振舞ってくれます! 歩き疲れた頃に、チョット癒されました。 |
村上慧 作「小豆亭」(こまめてい) ちゃんとした蔵の隣に紙ってるような建物が!これが作品のようです。 ここで春会期に鍋を囲んで語り合ったそうです。会期以降は、その記録を展示してあります。 |
クルマでの移動は楽ですが、若い女性は自転車やバスでの移動で大変そうです。それも思い出のひとつですね。 バスを待つところにもアート作品が展示されています。 黒﨑香織 作「Follow the rules」は、コンピュータ・グラフィックスを使って陰影に絵を書いた作品です。 |
日本映画のロケ地のような佇まいは、お醤油屋さんの倉庫のようです。 その一角に笹岡由梨子の劇場が展開されています。 |
彼女の作品展示と、先へ進むと低い屋根のシアターが広がります。 |
等身大の人形イカロスと作者自身が繰り広げる冠婚葬祭をテーマにしたミュージカル!摩訶不思議な世界へ引き込まれます。 彼女の作品は2016年「岡本太郎賞」特別賞を受賞しました。 |
小豆島の右半島から北部を目指します。 港や街の多い南側に比べると自然と絶景箇所が多いところへ突入です。 また、大阪城の石垣などに使われた花崗岩でも有名な地域です。 |
北部福田地区にあった旧福田小学校をリノベーションして「福武ハウス」がオープンしました! "アジア・アート・プラットフォーム"として、体育館では、様々なアジアの文化が展示されていました。 |
体育館の暑さとともに東南アジア感満載でした。 更に体育館の一部に「福田アジア食堂」が開店していました。 |
室内は暑いですが、外は、特に木陰は風が吹いて気持ちがいい! イベントステージにもなるというデッキで、直伝のアジア料理を注文しました。 木々の間をつなぐカーブした二枚の鉄板は、西沢立衛 作「葦田パビリオン」。 |
左が「アジア定食」(ミーゴレン、ナシゴレンなど)、 右が「チャーシューパオ」です。 どちらも本格的アジアンテイストでした。 |
いよいよ校舎に入ります。 殺風景なハズの校舎が壁のイラストでポップな感じに! このイラストは、壁から階段を伝って2階へと続きます。 |
ヘミン・ソン&ジョン・リアードン(ソウル)による発酵し続ける作品。島の果物が使われていて、期間終了時にはワークショップが開催され、参加者に配布されるそうです。↓ → |
← ナオミ・エラー(オーストラリア)の作品 黒い岩にイボイボが点在しています。つまんで食べたくなります。 |
家庭科の"お茶"をする教室には、お皿が無秩序に並べてあります。 香港のレイチェル・チャンの作品 |
アジアの衣食住をテーマにお届けしている「福武ハウス」2Fですが、一番奥の教室には、インドネシアのマリアントの作品が展示されています。 タープの真ん中には、クロワッサンのようなイモムシのような寝袋?があります。 |
「食」です。こんなに!? ショックです。食器です。暑気です。 |
学校の隣の"郵便局" 旧福田郵便局に展開されているのは台湾の徐佳伶の作品「記憶の風景」です。 |
中に入ると、真ん中の部屋の床が無く、端と端の部屋を"橋"が繋いでいます。 落ちないか、恐る恐る渡ってみました。 |
薄水色の壁に赤い自転車!今も業務を行っていそうなグッドデザインな郵便局アートでした。 |
福田から少し西へ!"大部(おおべ)"地区へやってきました。 竹腰耕平 作「小豆島の木」は、 長い年月を生きてきた木(クヌギ)を最後に掘り出し、その存在をあらわにするインスタレーション。→ 根っこは、幹から20mもあります。 |
← ↑ 最後に訪れたのは、台湾のリン・シュンロン 作「国境を越えて・潮」です。 海岸の砂浜に一体何体あるのでしょう!子供の像が196体もあります。 196は、日本が承認する世界の国の数だそうです。 昼間はいいですが、夜はチョット怖い? |
前回から存在していました!ヤノベケンジの「スター・アンガー」は、太陽のギラギラを跳ね除けていました。 |
美味しかった「オリーブうどん」!(冷麺) ↑ 大部港に掲げてあった「蛸の凧(たこのたこ)」は、芸術祭のアート作品ではありませんが、とってもアートに見えたのでこの場に参加させて頂きました。 ということで、 「瀬戸内国際芸術祭」は、夏会期が9月4日まで、秋会期は10月8日~11月6日までの開催です。 |