2016年07月17日 |
たたらの里in雲南市(島根県)&「たたら侍」!
■ 鉄を学びに雲南市へ&「たたら侍」! 中国地方は銀山や銅山ばかりではなく、かつては"鉄"の産地として栄えたところです。 鉄を作る銅像です。→ 凹んだところにはアルミの1円と銅の10円玉が投げられており「どーぞー!」と言っているようでした。→ |
尾道松江自動車道の三次東J.C.から約20分、"雲南吉田I.C."で降りるとそこは雲南市吉田町です。 上手く目的地へ行けるか!運なんです。 ← 古民家風の建物が多い静かな町です。 津和野のように鯉が泳いでいました。 |
雲南市吉田町は、「鉄の歴史村」と言われ、町内には鉄に関する施設が多くありますが、このたび雲南市吉田町の"白壁土蔵群"、"鉄山師の町並み"、"菅谷たたら山内"などが"出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~"として「日本遺産2016」に選定されました。 鉄山師"田部家"の"白壁土蔵群"! どぞーご覧ください!→ |
田部家を中心に作られた吉田町は、緩やかな坂道の本通りをメインに、自然の地形に沿った"企業城下町"です。 ← この町並みも「日本遺産」の選定対象となっています。 |
その本通りに面したところに「鉄の歴史博物館」があります。 建物の周りに、今どき犬の糞が!と思ったら・・・失礼致しました!鉄のかたまりでした。 ↓ ↓ |
博物館自体が博物館のような歴史ある建物で、妙に落ち着く空間でした。 まずは、ここで"たたらとは"映像を30分見ました。これは、後々役立ちますので、最初にご覧になることをオススメします。 |
オススメと言えば、ここの入館料は一般510円ですが、関連3施設共通入場券は1,000円ですのでオススメです。 2階も展示室です。(細部は撮影できません) → |
続いて、歴史博物館から車で5分ほど山方面に行くと、製鉄技術の変遷を知り、体験することができるオープン・エア・ミュージアム"鉄の未来科学館"があります。 (ここの館内は撮影禁止でしたので外観のみでゴメンナサイ!) |
そして、更に山方向へクルマで15分! "菅谷たたら山内"(すがやたたらさんない)に到着! ここは、"たたら師"たちの集落であり、日本で唯一、その面影を偲ぶことができます。 |
日本に唯一残る永代たたら「菅谷高殿」(すがやたかどの)は、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。 |
「菅谷高殿」は1751年から170年間操業を続けてきましたが、大正10年にその火が消えました。 |
施設は、今ここに住むお婆ちゃんがガイドをしてくれますが、文字通り"たたら"のことを熱く語って下さいました。 炉の中は、立ったら見えます。 |
真ん中にマサ土で作られた炉が有り、左右に空気を吹き込むふいごが備えられています。 連結しているパイプは竹製です。(右) |
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現在、炉に火は入りませんが、「こんな感じ」の絵が置いてありました。 ここで作られた鉄の純度は、現在の技術でも不可能と言われるほど高度なものでした。 |
■たたら侍@「出雲たたら村」! "たたら"をしっかり学習した後は、雰囲気も一変!7月15日(金)から始まった「出雲たたら村」へ行ってみました。 吉田町から車で約20分山合いを走ると、突然、"夏フェス"かと思うような看板が! |
「出雲たたら村」は、来年春公開の映画「たたら侍」のロケセットを使ったテーマパークです。 (ロクセットはよく聴きますがロケセットは初めてです!) 映画「たたら侍」は、HIROプロデュース、錦織良成監督で、EXLEからAKIRA、小林直己、劇団EXILEから青柳翔が出演します。 なもんで、いきなり入口を入ると「居酒屋えぐざいる」が登場!EXILEの映像が音楽がバンバン流れています!エグいです。 |
ロケセットのところまでは、"ご縁坂"を歩いて約10分!出雲大社の参道のように提灯がズラリ!これだけでファンの気分は盛り上がることでしょう! |
途中、様々な出店が! しかしファンにとっては、メンバーたちの "絵馬"が気になるようで、絵馬を写メしてました。 |
途中、可愛らしい電車が! そうです!錦織監督と言えば、島根出身で映画「レイルウェイズ」の監督でもあります。 デフォルメされたバタ電!カワイイですね。 |
参道を歩いてたどり着くところは「たたら侍」と書かれたステージ!のような建物! ステージでも入口でもありません。この中で、7分間の「たたら侍」の"予告編"を見なければ中に入ることができません。 (うまくできています) |
やっと中へ入ると、もうEXILEは聞こえません。 静かな村が展開します。 映画は、究極の鉄づくり「たたら吹き」で出来た玉鋼を原料にした日本刀と侍を描く時代劇です。 |
30分ほど前に見た「たたら高殿」が見事に再現されています! "たたら"には、大量の炭が必要ですが、炭も真ん中ではなく隅に置いてありました。 |
続々と人がやってきます。 横には、池がありますが、これも先ほどたたら映像で学習した、鉄を冷やすためのものです。 |
オープン2日目ということで、この日は、映画に出演しているEXILE/三代目J Soul Brithersの小林直己さんが来られ、トークショーを行いました。 続いてロケセット内を散策しながら撮影、みなさん邪魔しないようソーっと見てました。 |
涼しそうで、こんな家に住みたい!と思いました。 なんと、この家は、「村長(むらおさ)の家」だそうです! どーりで、ほかの家より間取りが多く立派に作られています。カフェにすれば良いような雰囲気です。 |
セットとは思えないぐらい小物までリアルに再現されており、セブンがなくても暫くここで生活したい気分でした。 |
家屋のところどころにご案内のお姉さんがいらっしゃいます。 この方々は、昔風でありながらハイテクの、映画を体感できる"スマートグラス"のPRをされていました。 (スマートになるんだったら借りてあげても) |
広場には、"神楽殿"(左)がデーンと構えており、ここで何かステージものが出来そうです。 見下ろせる谷には櫓もあり、セットとは思えないような本格的な作りでした。 |
テーマパークと思えば・・・ですが、入場料の3,000円は、チョットね! でも期間限定ですから興味が湧いた方は、10月2日(日)までにどうぞ! |
加えて、午前10時から午後6時まで、フードコートは午後7時までです。 17日(日)は、青柳翔さんも来場予定となっていました。 また、17日18日は、THE RAMPAGEのステージもあります。 ノンビリとはしませんが、ノンビリした風景をお楽しみください! |