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2016年06月19日  
島根県「斐川のハス」&「出雲の稲佐の浜」
 ■ 島根県斐川町の「荒神谷遺跡のハス」!



「やまなみ自動車」から「山陰自動車道」の"出雲"のひとつ手前"斐川I.C."で降り、車で5分、荒神谷公園へ到着!



 
 
   「荒神谷」は、遺跡と博物館とハスが見所ですが、ハスはそろそろ見頃を迎えるハズ・・・。


しかし、チョット早かったでしょうか?
伺うと来週末ごろから見頃だろう言われていましたので是非!
負け惜しみでなく、"つぼみ"でも綺麗なのがハスの良いところです。 
 つぼみの群れは、それはそれで音符のようで綺麗でした。
でも、これが一斉に咲き誇ると・・・と想像するだけで来週も来たくなりました。
園内には、5万本"古代ハス"が咲き誇ります!誇大ではありません。


 
 
    ところどころ咲いているハスの花は濃い色から薄い色のピンクで、周囲のアクセントになっています。

ハスの名前は、真ん中の黄色い"花床"が蜂の巣に似ていることから"蜂巣 "と呼ばれ、名前が短くなったものだそうです。
 
 よくカエルが蓮の葉っぱを傘がわりにしていますが、蓮の花も太陽の日差しが強いせいか日傘代わりにしていました。





 花は、朝早く咲いて、午後には閉じますが、これを3回繰り返して散っていきます。へ~っ・・・。シャワーの蛇口の先がになります。 
 
    ハスの葉の真ん中に水が溜まっていますが、これは、天気の良い日に地中の根のレンコンが熱せられ、茎を通して水が上がってくるためだそうです。
 
 とても静かな荒神谷です。ハスだけでなくトンボおたまじゃくしなど水生動物や昆虫の宝庫でもあり、自然を満喫することができます。


お知らせ!
「荒神谷ハスまつり」は、7月2日と3日の土日開催です!

 
 
   


地元の男の子たちも竿先にスルメを付けてなにやら狙っています!




  大人と子供がじっくりゆっくり触れ合える場所っていいです
  ねぇ。           ↓ 
 これでした!ザリガニです。
こうやって一日中でも遊んでいた昔を思い出し、今では贅沢な空間だなと思いました。

 
   
   ハスの田んぼから少し奥へ行くと"荒神谷遺跡"があります。

1984年に、ここから銅剣358本銅鐸6個銅矛16本が見つかりました。弥生時代のものだそうですが、これほどまとめて1箇所から出土したのは初めてだそうです。
 
銅剣、銅鐸のレプリカが、発見現場に再現してあります。

"遺跡発掘現場"と同時に、ハス田に隣接する"遺跡博物館"(右) をご覧ください。

 
   
   「荒神谷史跡公園」には、があり誰でも行けます。
静かな池にはデッカイが泳いでいます。
ここでも家族連れがザリガニ釣りをしていました。


山陰ではザリガニ釣りが盛んなのか、そのための練習をしているのか、6月26日には、宍道湖自然館ゴビウス「ザリガニ釣り名人」大会が開催されるそうです。

 
 この池には"睡蓮"が広がっていました。

ハスとスイレンは、似たもの同志ですが、葉っぱに切れ目があるのが"睡蓮"です。
 
    公園内の紫陽花は、白とピンクが主流で、特にピンクは色がヒジョウに鮮やかでした。

ピンクと白を並べてみました。白は睡蓮です。

 
 


公園内には"遺跡"のレプリカもあり、"バーベキュー広場"のすぐ隣に弥生時代の住居(竪穴式)もあります。








  ■ 大社駅
 


 
   斐川町は出雲市に編入された町ですが、同じように今は出雲市の大社駅に行ってみました。

角を曲がると突然!"道後温泉"かと思うようなレトロな駅が現れました!
道後温泉ではなく"出雲大社"を模したデザインだそうです。

 
 この日(6/18)は梅雨の間の晴れ間で、斐川では29度まで上がりましたが、大社駅のこのベンチに座ると初夏のように爽やかな風が吹いて気持ちが良かったです!

1924年(大正13年)に出来た建物で、今は国の重要文化財になっています。

 
 
 


  ■ 出雲キルト美術館
 駅舎内は更にレトロ感満載!中に居る駅員を見るとマネキンでした。皆さん退社されたのかと思ったらここが大社でした。たいしゃことではありません。
現在は使われていません。
前後しますが、斐川町に 世界でただひとつの"キルト美術館"があるということで行って来ました。





因幡の白ウサギは"白兎(はくと)"ですが、こちらは"キルト"です。
「履く」と「着る」とでは大違い!

 
 
     築200年古民家をリノベーションして美術館にされています。

キルトの作品は撮影できませんが、館内の雰囲気が分かんないと思うので少しご覧ください。


 
 

たいそう立派な囲炉裏がありますが、ここでお茶を頂くことも出来るそうです。
キルト作品は雲南市出身の八重垣睦子さんの作品で、今年開館10周年になります。







  ■ 稲佐の浜&弁天島!
 


 
  最後に訪れたのはこちら!
 出雲大社の西にある海岸には、最近、若い人たちが訪れる"パワースポット"「稲佐の浜」&「弁天島」があります。

昔は遥か沖合に浮かぶ島だったそうですが、砂浜が広がり、いつしか歩いて渡れるようになりました。

 



 久しぶりの日本海、この日は穏やかな日和でしたが、それでも波が打ち寄せ子供たちの遊び場になっていました。





旧暦の10月(神在月)には、全国の神様が集まるとされており、「弁天島」の上には神社の鳥居が作られているということをとりいそぎご報告申し上げます。 ↓
 
 
     岩場では、言わば"たそがれ少年"が遠くの海を眺めていました。

「満ちると帰れんようになるよ!ミチタくん!(かどうか知りませんが)」
 「稲佐の浜」は、「日本のなぎさ百選」にも選ばれ、靴を履いていても砂のキメの細かさが伝わって来るような歩いていて気持ちのいい砂浜です。


波がさらうと小さな貝殻に砂の筋が付いて、アーッと驚くアートになっています。 
 
   日本海の風の強さを象徴する「弁天島」に生えている木!
風前の灯火(ともしび)の頭髪が風になびいている様な風情です。

 
 ということで、今回は"出雲大社"以外出雲市の魅力をご紹介しました。いづもご覧いただきありがとうございます!