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2016年02月21日  
雛めぐり in 児島(岡山)
 ■ 雛めぐり in 児島(岡山)


「春を呼ぶ」シリーズ!第1弾は"雛めぐり"です。晴れの国"岡山"の"児島"からスタート!します。


児島の町の真ん中に構える歴史的な橋のレプリカたちは「橋の公園」として市民の憩いの場となっています。


 因みにこの橋は「えちぜん福井の橋」で、半分石、半分木で出来ています。

 
 
   「橋の公園」に隣接するのが目的地、「児島市民交流センター」です。
ひときわアートな建物は「旧瀬戸大橋架橋記念館」で現在は、公民館、図書館、ホールなどの複合施設となっています。


アーチ型の建物は"太鼓橋"をかたどっていますが、太古の昔からあるわけではありません。最近のものです。
 
 
 その交流センターでは、「児島雛めぐり」の会場のひとつとして、2月19日(金)から"ジーンズ雛"の展示があるということで、はるばる広島からやってきました。


この会館に入るにも橋を渡ります。
前の池には「北前船」という竹のモニュメントが「君たち来たまえ!」と出迎えています。
 
 
   この交流センターに来るのは2度目ですが、パルテノン宮殿風の展示場の上の和柄の天井には、相変わらず驚かされます。
 
 国産ジーンズ発祥の地"児島"のゆるキャラは「Gパンだ」です。


それでは、早速デニムの"ジーンズ雛"をご覧頂きましょう!
 
   
   この時期、各地で"色々雛"が催されますが、"ジーンズ雛"は、世界でもここだけ!・・・ということです。
雛人形自体、"世界"には無いので・・・。


← 手の込んだパッチワーク風の雛人形です。
 
 福山市の方が作られた「ほろ酔い気分のお雛様」は、表情がいいですねぇ。

 
 
   岡山の学生が作ったジーンズ雛は、桃太郎の登場人物が総出演です!
 
 
ジーンズ以外でも"畳の縁"で作ったお雛様も登場!やはり和モノ同士は相性バツグンな雰囲気です。


因みにトップページの「桃から生まれた桃太郎」の生地は、デニムと畳縁のコラボ作品です。



 
 
   児島は、デニムとともに学生服などの繊維業も盛んなところです。
学ランから最近のブレザーのモノまで"学生服雛"が飾られていました。


 
 ジーンズは、お雛様だけではありません!自販機もデニム柄!青い"デニムソフトクリーム"もありました。

 
 
  2週続けて雨の土曜日で、足元がぐちゅぐちゅの中、 
続いて訪れた「児島雛めぐり」の展示場は、江戸時代に製塩業で名を馳せた野崎武左右衛門の旧宅(国指定の重要文化財)です。



 
 児島は、古墳時代から砂浜を利用した塩田開発が行われていましたが、野崎武左右衛門は、江戸後期には「塩田王」と呼ばれるまでに財を築きました。

 
 
   
3000坪の敷地には、ご覧のような奥行42mの主屋もあり、一番手前の部屋に雛人形が飾られ見学できます。



 


 豪商ですから 当然、由緒ある雛人形も沢山あります。
 野崎家代々所蔵の雛人形4月3日まで公開しています。



 こちら"明治天皇雛"は、日本に3体しかないそうです!

   ↓ ↓ 
 
    緻密に作られた人形のミニチュアは、当時、玩具として使われていたものです。

 
 3箇所目は、「野崎家の別邸」です。
「お雛同窓会」と題して百畳敷きの大広間で多数の雛人形を公開しています。

 
 
   日頃は非公開となっている「たい暇堂」をこの期間中だけ特別公開されています。
 入り口付近では、ちりめん細工の"つるし飾り"が華やかに出迎えてくれます。




 
   
   百畳敷の大広間には、各家庭から持ち寄った雛人形御殿雛など約40組みが展示されています。



 
 今月28日には、ここで神前結婚式も行われるそうです。こんな感じですかね・・・。
こんなところでの神前結婚式、"新鮮"です。

 
 
  事や尺八による"生演奏"が、雛人形の美しさを更に引き立ててくれます。(ホント、生音は良いです!)

 
 折角の機会ですから立派なお庭もご覧下さい。

縁側には、現代風アートオブジェの作品も並べられていましたので、合わせてご覧下さい。




 "雛めぐり"は、来月上旬まで、倉敷美観地区などでも合わせて開催されていますので、この機会に是非、ご覧下さい。