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2016年01月17日  
呉市「入船山記念館」へ行きました!
 ■ 呉市「入船山記念館」に行って来ました!



"岡山後楽園"に続いて「意外に行ってなかったシリーズ」第2弾!

"入船山記念館"は、「旧呉鎮守府司令長官官舎」と言って、元海軍の役所のようなところです。

明治19年(1886年)に開庁しました。

 
 入口の門からすぐのところにシンボリックな"旧海軍工廠塔時計"が立っています。(白くてもクロック!


もとは大正10年(1921年)に作られたものですが、現在のものは昭和42年(1967年)に復元されたものです。
 
 残念ながら時間は合ってませんが、1日4回、小中学生が作曲したメロディーが流れます。
(時刻は、"1時が万時"!です。) 
石垣のような壁鉄の扉
この要塞っぽい建物は、やっぱり・・・「旧火薬庫」でした。

中には、弾薬の模型と呉出身の画家が描いた呉の歴史の一場面が展示してありました。

 繁みが多いので木漏れ陽が綺麗です。
 更に進んで左に"郷土館"を見ながら突きあたりに来ると、目的地の国重要文化財指定"旧呉鎮守府司令長官官舎"に到着です。



外観は、英国風(ハーフティンバー様式)を取り入れ、屋根は天然スレート(粘板岩)の魚鱗葺きになっています。
よく絵にあるウロコの屋根です。↓ ↓

 
 明治22年(1889年)に開庁し軍政会議所水交社(海軍将校の親睦団体)として、のちに長官官舎として使われました。




正面玄関の扉のガラスには、海軍イカリのマークが描かれています。

 
 
正面は洋館風になっていますが、後ろ半分は和風になっています。

お客さまをお通しする「応接所」です。
窓が天井部までガラスになって開放感あふれる作りになっています。

 
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こちらの客室は出窓があり、壁には、全国でも珍しい"金唐紙"(きんからかみ)が使われています。
めっちゃデコラティヴです!


 
 洋館の食堂から廊下で奥に行くと雰囲気はガラリと変わって、純和風になります。

こちらは、鎮守府指令長官とその家族の住居として使われていたそうです。
 別棟にあるこちらの和室は、鎮守府とは別の建物で在任中の東郷平八郎が、「休息所」として使っていたものを移設しています。

今は、実際に休息所として使えます。
 すりガラスに木々の影が映り、お洒落な感じになっていました。
 
                              ↑ ↑
 「旧呉鎮守府」の敷地に続いてレンガ色の"呉市美術館"があります。



 美術館の入口から見た庭園



 
 呉の高台は、呉独特の歴史風景を残しながらも、ダウンタウンとは違った落ち着きのあるところでした。
 

火曜日が定休日です。