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2015年12月20日  
宇部市の「ときわ動物園」が新しい!
  宇部市の「ときわ動物園」が新しい!


 現代アートの"UBEビエンナーレ"でお馴染みの「ときわ公園」(山口県宇部市)に行って来ました!

"ビエンナーレ"は、過去2回訪れていますが、今回は、お隣の「ときわ動物園」です。




 
 
   「ときわ動物園」は、今年の春に一部がリニューアル・オープンしたばかりです。

えーっと、来年の干支が申ということで、『サルが空をとぶ!』のキャッチフレーズに惹かれ行って来ました。


 PS 入口で抽選箱を引かされ、見事!「当たりーっ!」ということで、おサルさんの卓上カレンダーを頂きました。(入場料500円)
 
入口をくぐるとまるで動物園らしからぬ植物園のような雰囲気で、まずは池に浮かぶ島が出迎えてくれます。

 
 
 カサカサ音がするので良く見ると"テナガザル"が枝から枝へ飛び回っていました。

テナガザルは、類人猿の仲間でシッポがありません。
 
 ここの池には、ふた家族のシロテテナガザルが二つの島に分かれて暮らしています。
2匹兄弟のいる家族と、1ヶ月前に子供が生まれたばかりの家族です。


生まれたばかりの子供は、お母さんのお腹にしがみついたままで、まだ一匹立ちしていません。

 
 
     "シロテテナガザル"は、東南アジアに住んでいて、ニホンザルのように群れて行動するのではなく、家族単位で生活をするそうです。

 
 島と小屋を結ぶの上で"日なたぼっこ"!
驚くべきは、各家庭で一戸建ての家を持っていることです。(橋の左がおウチで右が島の庭です。)贅沢!

 
 
   


池には、人間が渡れる吊り橋があり、"観察小屋"へと続きます。

"シロテテナガザル"は、泳げないのでお隣の島へは行けません。




         「ちょっと寒くない?」

           「あなた、毛が薄いんじゃない?」 ↓ ↓
 来年の干支のことをえっと考えたら頭が痛くなりました。 肘を付いてるのではなく、手首を付いています。 

 
   
   木から木へ軽々と飛び移る姿は、見ていて飽きません。

野生動物の生息環境を出来るだけ再現することで、本来の行動を発揮させる「生息環境展示」が特徴となっています。

 
 また、動物たちに出来るだけ近づいて観察できるようになっていて、オリで仕切られた従来の動物園とはチョット違います。

 
 
   樹高10mほどの木々は、本来は常緑樹ですが、日本は落葉樹が多いので、今はスケスケでテナガザルの行動がよく見えます。

サルたちの寝床も動物が暮らす地域の建物を再現するというこだわりです。

 
"シロテテナガザル"の隣に"ボンネットモンキー"の岩山があります。

こちらは集団で生活しています。
 
 
   「ボンネット」というのは、"ツバ付きの帽子"のことだそうで、頭の毛がその帽子をかぶっているいるように見えるため付いた名前だそうです。
インド南部の川辺で生活をしているそうです。

 何か気になる出来事が・・・・。
 「ボンネット」というより「ソフトモヒカン」な感じで、おしゃれな頭です。


 
 
   結構、高さのある岩山ですので、もう少し低い位置からはガラス越しに見ることもできます。

 
夏の動物園は、見る方も暑くてグッタリですが、木がふんだんに植えてあり、見学場所も日よけがあるので快適に見れそうです。
 
 その他にもファーの付いたダウンジャケットを着ているようなインド出身"シシオザル"(左)やスリランカ出身"トクモンキー"(右)などもいます。

 
   
   岩山のトンネルをくぐると、そこには何が居るでしょう・・・。岩だけに言わない

 
岩をくぐると、水族館のようにガラス張りで池の中の"カワウソ"を見ることが出来ます!ホントウです。

 
 
   動物園は、この春、まずは"サルゾーン"がひと足早くリニューアル・オープンしましたが、現在工事中の場所には、動かないアルパカカピパラなどがいました。

 
 来年の春に全面リニューアル・オープンする予定ですが、これから出来るのは、「中南米の水辺ゾーン」「アフリカの丘陵マダガスカルゾーン」などとなっています。乞うご期待!

すでにジャングルっぽく作られていました。 

 
 

  ビエンナーレが開かれた「彫刻野外展示場」

 
 折角ですので、先月までビエンナーレの会場になった「彫刻野外展示場」を覗いてみました。


ここには、ときわ湖に面した芝生丘陵地に現代アート作品が十数点展示されており、市民の憩いの場になっています。(入場無料)
 
 前回訪れた時からほとんどの作品が入れ替わっていました。


この巨大なカタツムリ(高さ2.7m、重さ300㌔)は、浅野芳彦さんの作品"いしずえ"です。
自然の源を感じさせる「うず」に光や波、星と言った自然を配しています。


 
 
  「あっ!ベンチに隕石が!」

ありふれた風景が秩序を失った瞬間です。あなたは、何を想像しますか?


 久村卓さんの作品「STANDARD」 
 座面が斜めになっていて、座ると空を見上げる角度になる椅子です。
それでも頑張って"寝る"ヒトもいますが・・・。

志賀政夫さんの作品「空をみんなで眺める」(座って見て完成する作品です。) 
 
 
   
左は、溶けかけたケーキ!
ヴィンセント・オリネットさんの作品「抹茶ピスタチオクリームのかかったアクリル製チョコレートのファンタジー」です。


 
右は、リンゴの色をしたバナナ!
津村拓さんの(何故か)「orange」という作品です。

 
 田中毅さんお作品「ともだち」(左)
お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて!


 クオ・クオシャンさん(台湾)の作品「エコー」(高さ2.7m)は、先っちょがガラスで夜にはライトが点くようです。(右)
   
   スケルトンの網目を通して見える様々な日常の風景!
田中清隆さんお「うしろの正面」という作品です。羽衣のようです・・・。



"ときわ動物園"のある「ときわ公園」は、大人も子供も満足の施設です。宇部へ行かれたら是非、立ち寄ってみてください!