2015年08月23日 |
島シリーズ!今治市の"岡村島"は快晴でした。
■ 島シリーズ!この度は今治市"岡村島"! 快晴に加えて、前日が雨だったため、この日の景色はクッキリ、 ハッキリ!コダックフィルムのような色合いでした。 「とびしま海道」の入口、安芸灘大橋を渡って"下蒲刈島"からスタートです。 |
「とびしま海道」の"下蒲刈島""上蒲刈島""豊島""大崎下島"を通り約30分!たどり着いたのが"岡村島"の一歩手前です。 |
"大崎下島"と"平羅島"を結ぶ「平羅橋」(へいらばし)です。 安芸灘7橋のうち最も低くて短い橋なので、海面が近くきれいに見えます。(全長98.5m) |
この辺りの風景は、穏やかな海に浮かぶ島々が近く、島と島の間の海峡も狭いので、まさに「箱庭」のようにきれいです。 |
"大崎下島"と"岡村島"の間には、"平羅島"と"中ノ島"があります。 大阪の中之島のように人がいっぱいではなく、いづれも無人島です。 |
↑ 「平羅橋」 ↑ 「岡村橋」の真ん中! ← 「岡村橋」を愛媛側から眺む 「平羅橋」の次は「中の瀬戸大橋」(251m)です。 この橋を渡ると次の橋が「岡村大橋」ですが、この橋の端ではなく真ん中が"県境"となっています。 大々的ではなく謙虚に県境をアピールしていました。 |
「岡村大橋」を渡ったところに「人待ち瀬戸」(とまちせと)と書かれたビューポイントがあります。 人を待つには、誰も通りそうにない所ですが、ここから眺める"小島"や"大崎下島"の御手洗地区はなかなかの絶景です。 |
大崎下島から岡村島を結ぶルートを「オレンジロード」と呼び、みかんの木を多く見かけますが、大きく実ったみかんは、まだグリーンで、よく見ないと存在が分かりませんでした。 まだ未完成なみかんでした。 |
岡村島の宿泊施設、コテージ「シーガル」は、目の前が海で「しまなみ海道」を眺めながら宿泊できます。 |
丘から「岡村港」を見下ろすの図。 サイクリストが多く見られましたが、岡村港からフェリーで"しまなみ"へ渡るのでしょう。 |
その前に、更に上を目指して、離合できない山道(農道)をひたすら能動的に登って行くと「ナガタニ展望台」に到着! ここだけ何故カタカナなのか分かりませんが、道のりはナガカッタニ。 |
この日は、空気が澄み切って、四国まで見えました! 地元の方が、「今日は宮崎まで見える!」と言っていて驚いてしまいましたが、今治の半島に"宮崎"というところがありました。 |
港へ着くと、波止にはハトではなくカモメが整列をして待っていました。 小学生よりキチンと等間隔に並んでいます。 |
港には大きな鳥居が立っていました。 ↑ 鳥居の奥には、「姫子島神社」が鎮座しています。 岡村島は、古くは「姫子島」とも呼ばれていたそうです。 |
岡村港からは、関前諸島や伯方島、今治方面に船が出ています。 考えてみればここは愛媛県ですから大きな病院へ行ったりや車検を行う場合などは、船で行かなければなりません。 一方で、生活物資の購入は、クルマで呉の広まで行くそうです。 ↓ 港の前の通り「花海道」が島でイチバンの繁華街です。 |
「花海道」を一歩入ると港町独特の細い路地が続きます。 クルマは無理(地元の方は平気!)なので、徒歩です。 |
「花海道」沿いにひときわ爽やかさが目立つ水色の建物があります。 2012年に東京から移住された方が開店されている「まるせきカフェ」です。 |
月・金・土・日・祝営業! 自家製パン、スパゲッティーが評判です。 古民家を改修してオープンしたお店は、椅子席とちゃぶ台席があります。 |
中でも、卵の殻を器にした"焼きプリン"とひじきのパウンドケーキなど地元食材を使ったメニューが目玉です。 次の画像が"焼きプリン"を割ったあとです。 |
島内の至る所にある錆びたレールは、山からみかんを下ろすための"索道"です。 |
少し山手まで行くと「岡村小学校・中学校」があります。 少しピンクががった綺麗な建物ですが、ここで学んでいるのは、小学生が3人(1階部分)と中学生が2人(2階部分)のたった5人だそうです。 岡村島も過疎化が深刻で、数年後には廃校になってしまうそうです。 |
校舎の壁面には、タイルでモザイクが描かれていました。 描かれているのは、島の特産"みかん"と、1989年に岡村島で発見された絶滅危惧種のシジミチョウ"クロツバメシジミ"です。 岡村島には、"クロツバメシジミ"の食草"ツメレンゲ"が自生しており、ともに20年に渡って島で保護してきました。 |
400年の歴史を誇る「善照寺」は、東本願寺と「善照寺」しか見られない"玄武の瓦"が見ものです。 |
瓦だけでなく軒にある守護神の 木彫りも立派な彫り物でした。 |
■ THE OMAKE
「岡村島」は、見所の多い島です。 天気の良い日には、広島から四国まで見渡せる絶景の島です。 是非、秋の空気の澄み切った日にお出かけ下さい。 続いて、 帰りに寄った上蒲刈島から「県民の浜」を見下ろすの図。→ |
山側を見ると"巨岩"が今にも落ちそうに・・・。 この辺りは、岩肌の見える山々が多く、圧倒されます。 |
採石された山肌と、石を運ぶベルトコンベアーが海岸線にいくつも設置されています。 「しまなみ街道」に比べ「とびしま海道」は、海岸線の一般道を通るため、美しい島や海、更には地元産業の一端も見ることができて飽きることがありません。 これから秋はベストシーズンだと思いますのでお出かけ下さい。 |