2015年06月21日 |
「ひろしま3都、道めぐり」 in 西条!
■ 「ひろしま3都、道めぐり」 in 西条! 先週の呉に続いて「ひろしま3都めぐり」です。第2弾は、酒の都"西条"! 風情ある"酒蔵通り"を中心に「まちかどアートワークス」が展開されています。 アジサイも咲き、ご覧のように風情は最上です!→ |
先週訪れた呉は"鉄"を素材にした現代アートでしたが、ここ西条は、西条陶土や西条瓦で知られるように、良質な土が採れるところということで、"土"を素材にしたアートワークをご覧頂きます。 西条駅近くから、早速、「白牡丹」の酒蔵に見えるのは、今井眞正さんの3作品です。 |
● まなざしの彼方に | ● 鯛を担いだ纏った恵比寿さま | ●達磨想 |
西条は、毎年"酒まつり"では行くのですが、それ以外行くことがなかったので、町の静けさにビックリ! "酒まつり"では、目に入らなかったものが飛び込んできます。 「賀茂鶴一号館」の路地を入るとマルシェが展開されていました。→ |
「御茶屋(本陣)跡」の門の前には、加藤宇章(たかふみ)さんの作品"horoyoikibun"が展開されています。 よーく見るとテラコッタで作られています。なんてコッタ! |
「美味しい肴においしい酒をいただいた時のほろ酔い気分」を表現しているそうです。 何かホノボノとした雰囲気が伝わってきます。 |
「賀茂鶴」は、酒蔵と洋館風の建物が同居して独特の時代観を見せてくれます。 アート作品のあーとではなく前にじっくり見ておきたい場所です。 |
その「賀茂鶴」の敷地の周囲には、無数の"宇宙人"が・・・。→ |
"西条陶土"で作られた「アトリエぱおの子供達」です。 思い思いのユニークな顔が並びます。 |
「賀茂鶴」の見学路を通り次なる展開へ! 日陰は涼しい風が通り抜けて、さぞや夏は過ごしやすい所だろうなと思いました。 |
続いて見えてきたのはセバスティアン・シェールさんの"Weitblick"(広い視野)です。 砂利空間の真ん中に置かれたもの、石垣に吊るされた作品でした。 |
この日は土曜日でしたが、県外からの観光客が殆どで、"アートワークス"はご存知なく、じっくりご覧になる方はあまりいらっしゃいませんでした。もったいない・・・。 観光客を対象にしたアンケート調査も行っていました。 |
そんな中、地元の小学生は、"地元"について"酒蔵"で勉強をしていました。関心ですねぇ。 ← この樽椅子、座り心地もデザインもなかなかイース! |
西条の見所は"酒蔵"だけではありません。 東広島で算出される良質の粘土で作られた"赤瓦"です。 一年を通じて寒暖の差が激しいことから、環境に耐えうる瓦として使われています。 鬼瓦も独特のデザインです。 |
← 白黒の"酒蔵"の町並みは「亀齢」(キレイ)です! |
「福美人」の"酒蔵"には、刀川昇平さん作「forget me not」(立体)と「life」(平面)の世界が広がっていました。 |
同じ空間に、窪川原啓子さんの「福わらい」も展示してありました。 未来の男の子と女の子のイメージだそうです。 |
→ 一瞬一瞬の今の連続が積み重なって層を作っている鳥谷部圭子さんの「時環」という作品。 |
↑ ↑ 中曽智子さんの「累累」は、和洋折衷庭園の中に異彩を放ちながら咲いていました。 ← ↑ 「賀茂泉」"酒泉館" ← 錆びた五右衛門風呂の中には蓮の花が咲いていました。 |
各酒蔵にはお酒に欠かせない良質な水が流れており、汲みに来られる方もいらっしゃいます。 "酒泉館"にも仕込み水が井戸から流れています。→ |
"酒泉館"の中庭へ行くと、杉谷一考さんのセラミックアート「ここではないどこか」がカラフルに展開されていました。 |
トップページでもご覧頂きましたが、インパクト抜群の作品は、市川由さんの「刻」です。 "老い"をテーマに、老いを感じる"顔"と"手"だけでアートを展開したそうです。 |
「西條鶴」の酒蔵見学コースに展示されているアート作品について、観光客の方は、いつもあるものだと思っていませんか? さほど見入ることもなく去って行かれました。 |
「白牡丹」の表には、和の空間にいきなり"ワッ"な感じ。 井手原敬一さんの「深海探査艇"CORE Ⅰ"」です。 タイムスリップした感じを感じて下さい。 |
"まちかどアートワークス"のおかげで、始めてゆっくりじっくり酒蔵の町を見て歩くことが出来ました。 アート作品は、6月28日(日)まで展示されています。 また、期間中「酒蔵通りライトアップイベント」が夜9時まで行われていますので、夕涼みもいいかも!しれません。 |