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2015年06月14日  
「ひろしま3都、道めぐり」 in 呉!
 ■ 「ひろしま3都、道めぐり」in 呉!

 
「鉄のくじら」が横たわる呉市「鉄のくじら館」のお隣、「大和ミュージアム」は、開館10年目で、5月24日に入館者が1000万人に達しました。





 
この度、その 「大和ミュージアム」突端で写真を撮ったんです。
現在、呉市のこの辺り一帯と"蔵本通り"周辺で「まちかどアートワークス」が展開されています。

 
 「ひろしま3都、道めぐり」の一環で、ここ呉では"鉄"の素材で作ったオブジェ、アート作品が出現!


真っ先に見つけたのは、「大和ミュージアム」のすぐそば、成長をテーマにした岡本友紀さんの作品「道」です。 
 

 海に突き出たウッドデッキ沿いには、的場由樹さんの作品「Mother's tree」が展示されています。
金子みすずの「みんなちがって、みんないい」の詩をコンセプトにした作品です。


 
 

こちらも的場由紀さんの作品で「連理の樹」、地面に這うように雑草と一体となった作品です。 





  海を眺めているのは、野路育子さんの作品「過ぎゆく季節に」
 
一際高くそびえ立つのは、桑田覚(さとる)さんの「呉ガール」
男性的なイメージの「大和ミュージアム」に、あえて颯爽と活動する女性の姿を表現しています。

 
 桜田知文さんの「瀬戸内の景」は、夕凪の海をゆくりと船が行き交う情景を表現しています。



 
 何を思い、呉の港を眺めているのでしょう!
「大和ミュージアム」を訪れる方は多いと思いますが、隣接した"大和波止場"にも足を運んで、アート作品の数々をご覧下さい。


 
 

続いて、「大和波止場」から、市役所や図書館のある「蔵本通り」を訪れました。
緑の木々が鬱蒼と茂り、地元の方々の散歩道になっています。




 タケノコの形をしたオブジェは、ロンドン出身のオスカ・ワイティングさんの「Mountensaide」です。
周囲を山で囲まれた呉を訪れた時の印象だそうです。
 
ひときわ存在感のある作品は、山中洋明さんの「羅漢練拳-確立-」
日本人の"肚(はら)"の強さを表現したそうです。
("肚がすわる"の肚です。)






 
 木本一之さんの作品「桃源郷」は、自然と人間社会が共存した集落と水車が織り込まれています。 



 
 こちらは、2枚の画像でひと組です。
左の切り株の上に双葉が立ち上がっています。

福島俊をさんの作品「蘖(ひこばえ)」です。
 
 村中保彦さんの「呉の華」は、林立する自然の光景を打ち破る色と形がインパクトを持った作品です。





ドラム缶から手首!見えにくいですが親指の先には虫が止まっています。(これも作品の一部かどうか定かではありません)
牧平博さんの作品「Danger」は、現代の車社会における環境汚染への警鐘です。

同じく牧平博さんの鉄のオブジェ「The Shadow to the future」は、帽子姿の子供の足元から延びる影が大きな大人となって立ちはだかっています。
「優しく思いやりのある大人への成長」をイメージしているそうです。


 
 日頃、通りかかる人も「こんな所にこんなモノがあった?」なんて言う会話も聞こえてきました。
地元でない人にとっては、呉を散策、再発見する良い機会だと思いますので、是非「まちかどアートワークス」の作品をご覧下さい。
6月28日(日)までの展示となっています。

 
「ひろしま3都、道めぐり」は、呉市のほか東広島市竹原市で展開中です。
呉市は「鉄」でしたが、東広島は「土」、竹原は「竹」を素材とした作品となっています。
いづれも6月28日までですので各会場へ行ってみて下さい。