2015年03月29日 |
小佐木島の特別展"TIDE WATER"
■ 島シリーズ復活!「小佐木島」へGO! 晴天に恵まれた3月28日(土)、三原港沖に浮かぶ離島「小佐木島」へGO! 小型船で約15分で到着しました。 三原港 → |
「小佐木島」は、周囲が3.2km、ゆっくり歩いても1時間ほどで1周できるほど小さな島です。 人口は8人!最も若い人でも78歳という超高齢化の島です。 |
そんな小さな島で「小佐木島特別展示会"TIDE WATER千住博"が開催され、この日、オープニングセレモニーが行われました。 |
人口8人の島に、100人以上の観覧者、関係者、取材者が押し寄せたため、地元の方は「島が沈む」と言っておられました。 |
開会式には、三原市長をはじめ、プロジェクトの中心人物で広島市立大学准教授の柳幸典氏(右から2人目)らが参列してテープカットを行われました。 柳さんは、百島や犬島のアートプロジェクトにも関わっています。 |
この展示会は、日本を代表する日本画家、千住博さんの作品などを紹介するもので、古民家を改修した「ビオハウス」を主会場に5月5日まで開かれます。 |
普段は訪れることのない島ですが、折角の機会ですから展示をご覧になった後は、のんびり歩きながら島の自然に触れてみては如何でしょうか。 小高い丘に立つのは、灯台ではなく「照射塔」だそうです。 → |
子供たちは、早速浜辺で釣りをしていました。 若いのにカレイ(加齢)を釣っています。 ← 三原といえばタコですが、ここにも蛸壺がありました。 |
小佐木島と佐木島(左の島)の間では漁が行われていました。 タコ漁でしょうか?この辺りではギザミ、チヌなどが良く釣れるそうです。 |
GWを含む会期中は、一年中でいちばん気候の良い時期です。 お弁当や釣具を持って行ってお楽しみ下さい! |
古民家を再利用する柳幸典さんの「集落再生プロジェクト」は、ここ小佐木島では、ビオハウス"BH1"と"BH2"と名付けられ、そのひとつ"BH2"が展示スペースとなっています。 "BH2"→ |
中の改修は必要最小限にとどめられ、昔ながらの素朴な佇まいの中に千住さんの作品が並べられています。 |
ビオハウス自体もアートのひとつで、床下のスペースには、島の500分の1の模型があります。 撮影禁止でしたので、是非、直接行ってご覧下さい。 |
周囲の環境とビオハウス、アートは一体となって全体としての作品性を主張しています。 特に天気が良く瀬戸内の穏やかさを体感するとそれを実感します。 |
"BH2"から歩いて5分のところに"BH1"がありますので行ってみましょう! ↓ お店が無い島なので、3日間限定のお店がオープン! 柑橘類の販売を行っている"しまの幸"です。 |
← "BH1" こちらは、展示ではなく、古民家を改修した「海カフェ HOME」です。 |
残念ながら3月28日、29日、30日の期間限定オープンですが、是非、期間中の土日や大型連休中は開店して欲しいものです。 |
予約制ということで、利用できませんでした。 この日は、事前予約者とオープニングセレモニーに出席した方々で満席でした。 |
突然、空に向かってアートなオブジェが立っていたりします。 島の桜は、少し咲き始めていました。 来週末(4月4日)ごろが満開ではないでしょうか? |
島の周囲には、紺碧の海とあちこちに砂浜が広がっています。 夏には家族連れがお見えになるそうです。 ←「弓張り砂浜」 |
島の名物は「小佐木島灯台」です。 港から歩いて約15分、結構細い山道を登ります。 |
明治27年(1894年)に点灯された歴史ある灯台ですが、2年前に塗り替え「白鷺灯台」に生まれ変わりました。 |
1日4便しかないため50人定員の船にご覧のように人が溢れてしまいます。瀬戸田からの便のため、ひょっとして乗れない人が出るかも・・・。 列のお尻のほうの人達の心境やいかに! |
■ おまけ |
「小佐木島」の桜は、まだでしたが、帰りに立ち寄った音戸では、八分程度咲いている木もありました。 やはり"温度"差があるんでしょうか? 青空+桜+第2音戸大橋の色合いはナカナカです。 |
音戸大橋を渡って倉橋島へ! |
"夕日"が"江田島"の向こうに沈んでいきます。 島で展開されるアートの締めくくりは"夕焼け"です。 この日も色んな出会いがあった瀬戸内海の島々でした。 |