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2015年03月22日  
満汐梅林&幸崎町能地の"ふとんだんじり"!
   週末は、天気、気温とも申し分ない気候に恵まれ、まさにおでかけ日和となりました。

もおでかけ気分?五日市のセブンイレブン駐車場には、馬が駐馬していまして、うららかさが一層でした。

 
 
 陽気につられて三原の「満汐梅林」へ!


桜の開花も間近な気配がしてくる陽気です。(よー気がついた?)
桜の前に"梅"を見ないと冬が越せないということで、行って来ました"梅林"

梅は、これまで山口(防府天満宮)、島根(三隅梅林公園)、愛媛(七折梅園)など行きましたが、意外に広島県内が手薄でした。


 
 
   そこで、行って来ました!万を持して三原の「満汐(まんちょう)梅園」

山陽自動車道、尾道I.C.から県道55号線を15分ぐらいです。
 
園内は、白梅を中心に約1000本が丁度見頃に咲き誇っていました。
 
   
   ここは、梅の実を採るために"白梅"が中心となっていますが、結構、勾配がきついところでした。

 
 展望台があり、ここから見下ろす梅園は、"天空の梅林"と呼ばれています。
 
 
   ←  "天空"に近い方々も多く来られていました。

 
 「満汐梅林」"梅まつり"は3月いっぱい開催されています。
入園料は、大人700円、子供300円です。

 
 
    「満汐梅林」から車で30分、三原を過ぎて国道185号線の海岸線沿いを走ると「幸崎駅」に着きます。

駅前にはお祭りの幟が立っていました。

 
  幸崎町 能地春まつり


 185号線から路地を入ると、昔ながらの街並みが続きます。

毎年、この時期、常磐神社「能地(のうじ)春まつり」が開催されます。
今年は、例年より1週間早く、3月21日と22日の二日間、開催されました。

 
 
    左に見えますのは 「老婆社」(うばくさん)

右の「南山資料館」は、大正時代に診療所として建てられたもので、現在は、幸崎出身で大正から昭和にかけて活躍した彫金家、清水南山の資料館として使われています。
建物は国の重要有形文化財です。
 幸崎町能地は、古来から漁業で栄えた町で、瀬戸内漁業の発祥の地とも伝えられています。

 
   
   そんな幸崎地区で開催される"常磐神社"の春祭りは、豊漁を願う勇壮なお祭です。

まずは、"常磐神社"で豊漁を祈願しお祭りのスタートです。

 
 お祭りは、御神体を乗せた神輿が常磐神社を出発し、途中、老婆社と町の氏神・幸崎神社を回りながら2日間で常磐神社に戻ってきます。

 
   
   見どころは、各町内で繰り出される4基の「ふとんだんじり」です。

楽車(だんじり)に乗り込むのは化粧をして着飾った"神童"で、祭り期間中は、地に足を付けてはいけません。(しんどー・・・)
 

 黒田投手の記者会見並みのカメラの砲列です。
おじいちゃんがエエ写真とっちゃるけんのぉ!

 
   
    最新版の"神童" 自分で見たいけど見えません! ↑



この中に"神童"(ふたり)がお隠れになっておられます。





 
 老いも若きも一体となって祭りを盛り上げる姿は、都会のマンションの町内会とはエライ違い?



 
   
   「ふとんだんじり」がスタートする前に"常磐神社"前で3人の巫女さんが舞を奉納。
 
 続いて、平和と五穀豊穣、大漁を祈って「獅子太鼓」が奉納されます。
「獅子太鼓」は、大人に加えて8人の子供によって行われ、38手の打ち手で軽快に打ち鳴らされます。

 
 
   子供たちが一糸乱れず太鼓を打ち鳴らす姿にも感動しますが、時折大人たちが一斉に子供たちを宙へ放り投げる様子に、独特の盛り上がりを感じました。
 
 さぁ!いよいよ「ふとんだんじり」のスタートです!
常磐神社を出発した楽車は、スピード感いっぱいに、次の老婆社を目指して進みます。

 
 
     4基の楽車の間には神輿が陣取りますが、神輿は、3箇所目の"幸崎神社"の長い階段を上って奉納されます。
 
 狭い道路いっぱいに楽車が勢い良く走るため、時には軒を壊してしまうこともあるそうです。
 
 
   楽車は、進みながら最終的には、互いに激しくぶつかり合いを演じます。「ふとんが吹っ飛んだ!」の状態です。

 
 「ふとんだんじり」は、昔、伊予新居浜のあたりに出漁していた漁師が、見て持ち帰ったのが始まりと伝えられています。

 
 
   三原には、沢山の伝統的なお祭りがありますが、春を告げる"能地"のお祭りも是非、一度、ご覧下さい。