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2015年03月01日  
萩は「花燃ゆ」フィーバー!
    たわわに実ったコレは"夏ミカン"
   です。

   こちらは、"つばき" 

"夏ミカン""つばき"と言えば、
"萩"です。


 
 

 
■ 今が旬シリーズ!は「花燃ゆ」"萩"
  行って来ました!



 萩は、古い町並みが残る歴史ある町です。
景観を損ねないよう赤が基調の「ユニクロ」や「ドコモ」、「ポプラ」などの建物は、茶系の看板やロゴで馴染むように配慮されています。
ですが、"循環バス"は真っ赤で一際目立ちました。


 ↓ まずは、ここからスタート!道の駅"萩しーまーと"
 
    日本海の新鮮な魚介類を中心に販売、飲食もできます。
隣の広場には"梅"が咲いていました。
こちらは「見て、うめ~」です。

 
続いて目指すは、2月14日から開催中の「つばきまつり」です。 
"萩しーまーと"からは約10分で入口の"明神池"に到着、ここから山道を約2㌔です。



 
 
  "笠山"は、日本海に飛び出した半島で、
 この辺り一帯の日本海は「北長門海岸国定公園」になっています。


 
 ご覧のように、天気が良いと海の色が日本近海とは思えないエメラルド色で、白い波しぶきのコントラストが眩しいほどです。
黒い海鳥かと思ったらサーファーがいっぱいでした。

 
 
  天気が良いので洗濯物を干しているのかと思えばイカでした。
イカした光景です。 山陰に行くとよく見かけます。

剣先イカ一夜干しは、皮のまま浜風で乾かして焼きます。
七輪で焼いたものを頂きましたが、旨みが逃げずサイコーの味でした。自動でクルクル回るイカ干し機もあります。
 "笠山"は、1万1000年~8800年前に形成された"活火山"です。
周囲の岩は、真っ黒な"玄武岩"で覆われており納得です。

一番先っちょなので"灯台"が「とうだい!」と言わんばかりのふんぞり立っています。
   
   この笠山の北端に約25000本もの"ヤブツバキ"が自生しており、丁度今が見頃となっています。

"ヤブツバキ"の群生林は、その高さと林立模様で圧倒されますが、右隅に歩いているヒトと比較すると、その高さお分かり頂けると思います。
 
 庭に咲く椿とはイメージが異なり、大木の上の方に葉が茂り、林の中は、森のように鬱蒼(うっそう)としています。ホント!(ウソではありません)

 
 
  よく見ると、地面には椿の花が落ちて、赤と黄色のコントラストが地味な地面を彩っています。
 
 椿は、花びらが散りはてるのではなく、萼(がく)とめしべだけを残して丸ごと落ちるので「落ち椿」と呼び、俳句では、春の季語になっています。

 
 
   本当は、その"落ち椿"が地面を覆い、道が赤く染まる状態を見たかったのですが、チョット早かったようです。

これからが"落ち椿"の見ごろになりそうですが、風の強い日の次の日の早朝が良いそうです。
 「萩・椿まつり」は、3月29日まで開催されています。是非、ナマでご覧下さい。
結構、異空間でした。
ちなみに椿は"萩の花"となっています。
 
   
 
続いては、萩市街地を散策しました。
何度か訪れたことはありますが、"花燃ゆ"フィーバーを実感するため訪れました。

まずは、文化庁の"登録有形文化財"に指定されている旧駅舎から出発します。 



 "花燃ゆ"のヒロイン文さんにちなんだキャラ
 "文(ふみ)にゃん"の木で出来た像もあったゾウ。

 旧改札口は、映画のロケにも使われたそうです。
駅舎の中は、鉄道博物館のようになっています。


 
   
  萩市内も数年前に比べると綺麗な街になっていましたが、現在は、至るところにオレンジ色の「花燃ゆ」の幟が立っていました。

まずは吉田松陰の講義した私塾"松下村塾"と旧宅、"松蔭神社"に行ってみます。

 
 "松下村塾"では、写真の右手の部屋でナビゲーターが観光客に講義をされていました。
当時、この辺りは"松本村"と呼ばれていたことから"松下村塾"となったそうです。


 
 
   隣には"松蔭神社"があります。
明治15年に創建された学問の神様として崇められています。
萩の町は情緒のある街並みが続きますが、高い土塀に囲まれた"鍵曲(かいまがり)"と呼ばれる直角に曲げた道筋も萩独特の風情です。 

自転車で巡っているカップルも絶好の撮影ポイントとしてチョイスしていました。

 
 
     萩の町には至るところに夏みかんが植えられていますが、その下を見ると結構無造作に実がころがっていたりします。もったいな~。

 鯉が泳いでいるのは"お堀"です。

 
 萩城跡(指月公園) 
毛利輝元が築城し別名「指月(しずき)城」とも呼ばれる国の史跡です。
明治7年の「廃城令」によって廃却され、石垣だけが残っています。

 
 
    
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そして、最後に控える今回のもうひとつの目的地は、萩市から東へクルマで30分、山陰本線の宇田郷駅の東に架かる「惣郷川橋梁」(そうごうがわきょうりょう)です。




 
 
     須佐湾に架かる橋梁の高さは11mもあり、鉄筋コンクリート橋の工事は難航したそうですが、その技術は新幹線などの連続高架橋にも応用されたそうです。

午後は、2時過ぎと6時過ぎしか通らない電車、貴重な瞬間を待ちました。
 
 たった1両の列車ではない電車があっという間に通り過ぎました。
ブルーの日本海を背景に走る電車は、橋梁とともに絶景でした。



 
 
  橋長189mの惣郷川橋梁は、土木工学的に評価が高く、2001年に「土木学会選奨土木遺産」に選定されました。

橋の美しさと景観の美しさが際立ったビューポイントです。
 何処へ行っても日本海の青と白が美しい萩の旅でした。
出来れば天気の良い日に訪れたい場所です。