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2014年11月16日  
山口の紅葉「瑠璃光寺」と「重源の里」!
   山口市界隈の紅葉「瑠璃光寺」「重源の郷」!


 中国地方の沿岸部もそろそろ最後の紅葉時期を迎えたようで、急いで行って来ました!
まずは、国宝「瑠璃光寺」です。



 
 
   国宝「瑠璃光寺五重塔」は、中国自動車道・小郡I.C.から約20分、山口市街地に突然現れます。

紅葉狩り日和の晴天に恵まれ、五重塔は、手前の池に映し出されて十重塔になっていました。スゴイ!



 
「瑠璃光寺五重塔」は、室町時代の1442年に建立され、山口を中心に栄えた大内文化を伝えています。

 
 
   五重塔の前からを眺めると周囲の紅葉が綺麗に見えます。

 
 日本に11箇所ある国宝の五重塔うち、京都の醍醐寺、奈良の法隆寺とならび「日本三名塔」のひとつに数えられています。

 
 
  高さは31.2mで、国宝の五重塔のなかでは、京都の東寺醍醐寺、奈良の興福寺に次ぐ高さです。

五重の屋根は、下から地、水、火、風、空の世界を示しているそうです。

 
 今は、紅葉とともに楽しめますが、夜になるとライトアップされ、塔が水面にも現れ、幻想的な雰囲気になります。(見たことないけど)
 
   
     五重塔の隣には、「曹洞宗保寧山 瑠璃光禅寺」があります。

 
 境内は、今紅葉が見頃となっていますが、春は、桜や梅の名所でもあり季節によって五重塔"ご自由"に楽しめます。

 
 
  境内は「香山公園」と呼ばれ毛利本家のお墓もあります。
墓所に至る石段の前にある石畳の上で飛ぶと音が反響することから「うぐいす張りの石畳」と呼ばれています。

この位置から、皆さんがジャンプする姿を見るのも楽しいです。
お年寄りは着地で捻挫しないか心配になります。
 



   次は、同じ山口市の「重源(ちょうげん)の郷」の紅葉

 山口市近郊から車で小一時間、中国自動車道・徳地I.C.から約10分ほどのところに四季折々の花の公園「重源の郷」がります。





 
 
  ここは、自然が満喫できる山あいの里です。
紙すきや木工、そば打ちが体験できる茅葺きの工房があります。

 
 紅葉は、おそらく1週間前がベストだったような雰囲気でした。
一部を除いて落葉が目立っていましたが、まだまだ楽しめました。
落ち葉がクッションになって歩くのが楽よう

 
 
  ただ、随所に「見ごろだったらサイコーだったろうねぇ」という箇所があって、次回(来年)は最盛期に来たい気持ちに駆られました。

 
 工房の脇道には落ち葉がビッシリ!石垣垣根"和風"を引き立てます。
 
 
   天気が良いので、芝生広場では、ご家族がお弁当を食べたりして、のどかな光景が展開されていました。

 
緩やかな勾配の道を20分ぐらい歩けば最終地点ですが、ボンネットバスで行き帰りもできます。
気候がいい時は、歩いたほうが健康のためにもいいと思いますよ。
 
 
  紅葉の美しいところには、必ずカメラマンが!(自分を含めて)
だいたい爺さんが多いです。

 
落ち葉垣根の影。色合いもいいし・・・。落ち着きますね。


 
   
   「徳地和紙」は、毛利家の時代から伝統です。
ここでは、紙すき体験や和紙作りが行われています。
今週の「わしのNo.1」です。
 徳地は、豊かな森林資源を利用した木工竹細工でも有名です。
"重源の郷"では、匠の技で作られた木工製品などが販売されています。

 
 
   池にはスイレン、ミズバショウなどの"水生植物"が植えられていて、間をマガモが気持ちよさそうに泳いでいました。
 
小高い丘から眼下に広がる絶景!藁葺き屋根の周りには、枝垂れ桜が葉を落としてグレーになっていました。
桜の季節も綺麗でしょうが、この情景も"枯れ山水"のようで素晴らしい!

 
 
   "重源の郷"は、"入郷料"なるものがいります。
大人500円、小人300円、毎週(水)が定休日です。

これからはチョット寒いと思いますが、来年の春は、きっと素晴らしい枝垂桜と茅葺の家がマッチした日本の原風景が楽しめそうです。