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2014年02月16日  
春を告げる花"総領の節分草"
 ■ 春を告げる「総領の節分草」!

中国自動車道・庄原I.C.から南へクルマで約15分、庄原市総領町にやってきました。
総領町は山あいに田園風景が広がる自然豊かなところ、まだ景色は冬の様相です。



 
 
 

国道432号線沿いに現れた"光のドーム"は道の駅の象徴です。 
ここ道の駅「リストアステーション」では、この日(2/15)から"節分草"の公開自生地を案内するインフォメーションセンターが開設されました。




 
 "光のドーム"の中では、セツブンソウを守るボランティアのみなさんが、来場者に節分草の説明をしたり自生地の場所を案内しておられました。

 
 
   "セツブンソウ"は、日本固有の野草です。
現在ではほとんど絶滅に近い状況ですが、総領町では、日本有数の自生地としてボランティアの方々が保護されいます。

 
 毎年、2月の中旬から自生地を公開しており、この日は、7箇所の自生地のうち、咲き始めた2箇所を案内してくださいました。
そのうちの1箇所は、"八幡神社"の隣にある山の斜面でした。
 
 
     セツブンソウは、草を刈らなければ咲かない花で、北向きの半分陰の山裾を好みます。
ここは南向きの斜面ということで、ほかのところよりも早めに咲きます。

 
これが自生している"セツブンソウ"です。
まだ2分から5分咲きですが、冷たい風に耐えながら咲いていました。
 
 
   
これは「八重」のセツブンソウですが、ほかにも「真白」「ピンク」のものもあります。

 
 セツブンソウは、発芽後、3年から4年で初めて開花し、開花17日で果実を付け5粒から15粒の種を実らせます。

"トリオ・ザ・八重"の後ろ姿!可憐ですがいつかは枯れます
 
 
   総領町が群生地なのは、もともとこの辺りの土壌が、群生に適した石灰岩地であることと、生活する人たちの手入れ(下刈り)があったからだと言えます。
 
 そう言えば、群生している場所の近くには、必ずお墓がありました。
お墓の周りをきれいに草刈することによって、セツブンソウが生き続ける環境が整ったものと思われます。
セツブンソウは、まさに自然と人間が共存していく関係性の象徴であると言えます。

 
 
    "セツブンソウ"の後は、町内の江戸蕎麦「五陵庵」割子そばをいただきました。
科学調味料は使用せず、函館産の昆布と鹿児島産のカツオで出汁をとっているそうです。 
火・水定休日
 
  節分草の自生地公開は、2月15日((土)~3月16日(日)までです。 「節分草まつり」は、3月9日(日) 出店や地元産品の販売などが
    あります。 


   国道432号線をクルマで約20分南下・・・。 ナンカ良い事ないかと・・・。

 
 ■ 府中市「上下町ひなまつり」!

 上下の"ひなまつり"は、毎年大勢の人で賑わいます。
かつて、上下で作られていた"でこ"(土人形)や江戸時代から現代までの雛人形が揃います。





 
 
   まだ、いたるところに残雪があるザンス・・・。(左下の白い山は、盛塩ではなく雪です。)


 
 ところが「ひなまつり」は、ご覧のとおり準備のまっ最中でした・・・。



 
 
    レトロな町並みだけでなく、"もちばな"、雛人形などが出迎えてくれるはずでしたが、残念ながら「歴史文化資料館」の雛人形だけでした。

 
    こちらにも立派な雛人形がたくさん並んでいました。        
   第9回「上下ひなまつり」は、今週((土)2月22日から3月23日(日)まで開催されます。
街じゅう"雛人形"が飾られますので、上下左右見回しながらご覧下さい!

 
 「ひなまつり」には、由緒ある雛人形ばかりでなく、地元の子供たちが作った作品も並び、微笑ましい雰囲気になります。

 
 
    ひとつひとつ表情が違って、じっくり見るととても楽しいです。
 この度は"春を告げる"シリーズでお届けしました。
2月19日(水)は、雪が雨に変わる「雨水」です。暦の上でも春がぐっと近づいてきます。 さて来週は・・・。