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2019年01月26日  
三池炭鉱「万田抗」@熊本県荒尾市
■■ 世界文化遺産 三池炭鉱「万田抗」


先週に続き"熊本シリーズ"です。
熊本県北部の有明海に近い荒尾市に「三池炭鉱 万田抗」があります。(まんだこりゃ!)


  ※金栗四三の生家"和水町"で震度5弱の地震があり
驚きました。

 
 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のひとつ万田抗は、2015年(平成27年)にユネスコ世界文化遺産に登録されました!

 
♫「っつきがーでーたでたー」でお馴染み"三池炭鉱"は、1902年(明治35年)に出炭が始まり1997年(平成9年)に閉山するまで、約100年にわたり日本の近代化に大きく貢献してきました!

世界文化遺産登録で制作された当時の模型(ジオラマ)
 現存する象徴的な建物、国の重要文化財でもある"第二竪坑櫓""第二竪坑櫓巻揚機室"!
 
"第二竪坑櫓"は、高さ18.9m1908年(明治41年)に竣工し、人や資材を地下へ昇降させていました。

 
  万田抗から有明海の三池港まで石炭専用の鉄道が通っており、その痕跡もあります。
線路幅は、JRの線路と同じだそうです!





"第二竪坑坑口"(たてコーコーコーコケコッコー!↓↓
 炭鉱夫の方々が浸かった浴場がありました!良くじょ残っていました!    
     竪坑坑口から中に入ると"竪坑信号所"の建物があります。
ここから地下に向かって坑内作業員が降りて行きます。
 
 井戸のように掘られた竪坑の深さは、地下270mにもなります!ここから坑内作業員は、ケージに乗って坑底まで約1分で昇降していました。

 
 
  錆びてはいるものの今にも動き出しそうなトロッコ!
(早くてもとろっこ!
 
 続いて、レンガ作りの建物でモダンなアーチ型の窓を持つ"第二竪坑巻揚機室"に入ります。
この建物は1909年製国の重要文化財です。

 
 
   自分で言うのもナンですが、とっても良く似合うヘルメットをかぶって中に入ります。
45mmワイヤーロープを巻きつけているウインチ!

 
直径4mの巻胴のウインチは錆びてないので現役みたいです!  
   こちらは"修繕工場"です。
昭和初期に建設されたもので、坑内で使う機械類の修理や工具の工作を行うための建物です。
 
 壁に掲げられた「ご苦労さん」の文字は、当時を忍ばせます!  
   "万田抗"は、1951年(昭和26年)に石炭採掘の役割を終えました。

 
 

■■ 
らくだ山の地鶏!




"石炭"のつぎは炭火焼です!
北熊本から南阿蘇へ阿蘇山を縦断!山の中にぽつんと一軒家!
阿蘇郡高森町炭火焼地鶏の店「らくだ山」です。(SINCE1978)




 
 
   "らくだ山"の由来は、お店のすぐ裏にある山を見て納得!どう見てもラクダの山です。
 
 広々とした板張りの店内は、なのにモーモーとした煙!霞んでます。
山の中にも関わらず土日は常に満席状態の人気店だそうです!

 
 
  周囲をで囲んだ囲炉裏で雰囲気満点!
秘伝のタレに漬け込んだ炭火で焼く"地鶏"(一人前1350円)と"卵かけご飯 "がサイコーです!
南阿蘇は、まだ地震被害の影響も残るところもありましたが、熊本は総じて元気です!
景色だけでおおらかな気持ちになる"熊本"!いいところでした!