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2013年10月21日  
「廿日市漁民の森づくり」@廿日市市栗栖
■ 「廿日市漁民の森づくり」@廿日市市栗栖! 

2013年10月20日(日)、廿日市市・・・と言っても、西広島バイパス宮内串戸交差点から山間部へ向けて車で30分ほど行ったところの栗栖で、今年8回目を迎える「廿日市漁民の森づくり」というイベントがありました。

 会場には、森にも関わらず大漁旗が掲げられ"漁民の森づくり"の装いが整えられていました。 
自然色の中に派手な人工的色彩!きれいですねェ・・・ 
 
 
  当日は、降水確率60%、雨は落ちてはいませんでしたが、山には雲が垂れこめる微妙な天気の中、開催されました。

主催は「広島西部ロハスの会」で、廿日市市を中心に地元企業などが協賛して、更に今年からは、広島県"ひろしまの森づくり事業"の助成を受ける事になっています。
(予定では、これから3年間の助成となっています。) 
 
そもそもこのイベントは、牡蠣を始め、海の漁業を守って行くには、川上の森を管理して行かなくてはならないという事で、林業と漁業が一緒になって"森づくり"を始めたものです。


当日は、家族連れを含め、約250人の方々が参加されていましたが、子どもたちは、早速、森を整備して出たカズラで作った輪投げで遊んでいました。 

 
 
     
     林業関係の方にかかるとステージも
   ご覧の通り!


  「広島西部ロハスの会」代表の永本清三
   さん
。開会のご挨拶です。



 ↓ 早速、メインイベントの"植樹"に出発!
 
     
 "植樹"は、クリ、サクラ、ヒノキがそれぞれ100本、キハダスギがそれぞれ50本、合わせて400本を植えていきます。

植える目印の棒をめがけて行き、少し耕したあとに苗を植え、土を踏んで固くして倒れないようにします。
簡単そうで、意外に難しい作業みたいです。
 
 
   
 僕にとっては、"植樹"より"食事"がしたい!






    「おじさんが植え方を教えてあげよう!」

              ↓ 「ピンクのリボンが綺麗よ!」
 
     

 ↑ "植樹"の前にクワの使い方をくわしく教えて!



 若い人と年配の方の交流にも一役買っていたようです。   

 



 
 
   
"植樹""山の宝探し"も兼ねています。
マツボックリを拾うとポイントが貰えますが、金色や銀色のポイントが高いマツボックリも混ざっていて、子供だけでなく、家族ぐるみで真剣に探していました。


 
 

拾ったマツボックリを集計しています。ポイントによって色々な地元特産品などが貰えます。 




 ↓ "植樹"の後は、"間伐"です。
   15mほどのコナラの木を切ります。
   「こんなんならいいかなぁ・・・」っと木を見上げています。
 
 
     
 

  こんなに沢山の人が見ている中、木を切るのは初めて、とおっしゃっていました。 


  あっという間に木は切り倒されました。
   木が切られて倒れる瞬間を初めて見ました。


  「私は、樹齢・・・100年だと思うよ。じゅうれい(10、0)と
  いうことで・・・。」  
 「伐採された木は、一体樹齢何年だったでしょうか?」 今、樹齢を数えているところです。


正解は、樹齢40年でした!
木によっても違いますが、これぐらいの直径で40年もかかるんですね。
正解者は、4人いらっしゃいました。
 
   
   
子供たちは、拾ってきた葉っぱで、水が森から川を経て海に流れる絵を作っています。
最後にステージで披露します。



    修大ジャグリング部の方々の練習風景 
     
 子供のころから森の大切さを学び、植林などを体験する事は良い事です。(どれくらい理解しているかは微妙ですが・・・)
理解していなくても、きっと参加した事、体験した事は、大人になっても覚えているでしょう。
 
 
  ステージでは、音大卒業生"ハーヴェスト"の皆さんによる金管五重奏が行われました。
アンコールでは、「あまちゃん」のテーマを演奏し大好評でした。

 
 続いては、広島修道大学・人間環境学部のみなさんによる「環境学習」。綺麗な水には、森の役目が欠かせない事を、小学生の皆さんでも理解できるように説明して下さいました。


 
 
   「運動場の土と森の土を比べると、こんなに泥をろ過する力が違うんですよ。森の土(腐葉土)には、すごい力があるんです!」
 おねぇさん達の実験に食い入るように見入る子供たち。

 
 ステージの周辺では、カズラの輪っかで「輪投げ大会」が開かれていました。
参加賞もあるということで、長蛇の列でした。
超近いお子さんも居て、「輪投げ」ではなく「輪置き」みたいな感じでした。
 
   ステージ最後のイベントは「丸太切り大会」です。
まずは子供の部!意外にも細い方(丸太じゃなくカラダ)が勝ちました。
 
 抱きかかえられながらの奮闘! 
 
 
   お昼前にみんなで作った作品、葉っぱで出来た"漁民の森づくり"です。
"海"は、みんなの手のひらに絵の具を付けてペタペタやりました。
 
今年で8年目の"漁民の森づくり"
8年前に"植樹"した木々は、どうなっているでしょうか?
近くにその場所があるということで行ってみました。
山桜などは3m近くまで伸びていました。



"漁民の森づくり"
今後も注目していきましょう!