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2013年05月19日  
平成大遷宮の出雲大社とその周辺
 ■ 今が旬の"出雲市"へ行って来ました。

出雲大社の「平成の大遷宮」で賑わう出雲市へ行って来ました。
新しく出来た松江道を通って約2時間ちょっとと、ずいぶん便利になりました。

出雲平野に広がる田園風景は、四季折々変化を見せてくれる大好きな場所です。

 
 
   そんな中、"旬"は出雲神社ばかりではありません。
一面に広がる麦畑!まさに「麦秋」の候でした。
「麦秋」は「秋」と書いても"初夏"のこと、丁度今頃の季節を言います。
麦の穂先は長い毛が伸びているため、畑全体の景色は、ぼんやりと霞んだ感じがします。
 


 ■ そして、出雲と言えば「築地松(ついじまつ)です。
     

 「築地松」
は、出雲地方独特の田園風景です。
黒松の屋敷林で、主に家の西側と北側に植えられ、山陰の強い風を防ぎます。
高さは11m~13mが普通で、気持ちよく角刈りにされていますが、この剪定作業は"陰手刈り(のうてごり)"と言って、4年に1度行われるそうです。
       築地松と麦畑!出雲ならではの風景です。

  「出雲大社前駅」は、映画「RAIL WAYS」でお馴染みの一畑電車・大社線の終点の駅です。
 
 
 出雲大社の参道にある駅舎はモダンです。
 
 
 展示してある日本最古電車「デハニ50型」
 
 
 駅舎内はシンプルなステンドグラスがグー!
 
 そして、続いては、60年に一度の御本殿ほか社殿などの御修造(いわゆるリフォーム)「平成の大遷宮」が行われた出雲大社です。
「平成の大遷宮」は、平成20年から8年間かけて行われますが、この度、御本殿の御修造が整ったということで、大國主大神が御本殿にお還りになられました。
 
     
       「幸魂奇魂(さきみたま・くしみたま)」
 出雲大社が"縁結びの大神"となったゆえん
 の「ムスビの御神像」(大國主大神の像)。
 
   ウサギが持っているのは、曲がったままの勾玉


       最後、4つ目の鳥居をくぐると「御仮殿」です。


この度の"御遷宮"では、御本殿は建て替えられず、主に大屋根の檜皮の全面葺き替えや、風雨で老朽化した部材の修理が行われています。
 
     
    "御本殿"を裏から見るの図



出雲大社の御遷宮の歴史は、記録上、659年に始まり、以後、幾度にも及ぶ御修造の記録が残っていますが、前回は"昭和の御遷宮"ということで1953年に行われています。

 
 "御本殿を裏から見るの図"PART2!  
     
境内の隣には「神楽殿」があります。
丁度、こちらでは神前結婚式が執り行われていました。


 
 そして、今回の目的は、
「奉祝行事」のひとつ神楽劇"スサノオ"を観ることです。
現在、様々な奉祝行事が行われていますが、この日(5/18)行われるのは、広島から唯一奉納される出雲大社広島分祀のみなさん他出演の神楽劇です。



 ↓ → 場所は、出雲大社境内の前に作られた「東神苑特設会場」(1500人収容)です。
 
     夕暮れ迫る午後6時半、「スサノオ」の開演です。
出演者、合唱団、演奏者など、約100名の方々による神楽劇は、6場90分の演目です。
 
 
     
   最大の見どころは、5場のスサノオが八岐大蛇を退治する場面です。
ここでは、太鼓本舗かぶら屋、水内神楽団の皆さんも熱演に加わり、クライマックスを迎えます。

 
     
     
     
   最後は、観客もスタンディングオベーションで大歓声!
これで鑑賞料無料とは感無量です。


「平成の大遷宮」ブームはまだまだ続きます。
奉祝行事は、6月9日まで29日間連続で伝統芸能やコンサートなど実施しますが、その後も11月ごろまで様々な行事が組まれていますのでこの機会に是非、行ってみてください。