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2013年03月10日  
浜田市の三隅梅林&浜田畳ヶ浦
 ■ 山陰の浜田市へ行ってきました。

浜田と言えば海洋館"アクアス"ですが、今回は"アクアス"はパス!今が見ごろの三隅梅林公園石見畳ヶ浦へ行ってきました。

天気は快晴!でしたが、黄砂で遠くの景色がスッキリしません。
でも日本海は美しい!暫く待っていましたが山陰本線の列車は通りませんでした。(海岸の手前が線路) 

 ↓ 浜田I.C.から9号線を西へ25分、三隅神社へ到着!
   ここから山手に歩いて上がると"三隅梅林公園"です。
 
  ↑ 陽気に誘われて土筆がにょきにょき!
        (バックのブルーはオオイヌノフグリ)




 梅は山の斜面に7種類1018本が植えられています。


 
 梅は今が丁度見ごろで、園内は梅の香りが漂っています。梅は咲いている枝をよく見ると、みんな上を向いてピンッ!と伸びています。
見ていると背筋が伸びます。

 
ここの公園の梅の木は、1972年に町の人たち出身者たちが、入学、卒業、就職などの記念に植樹したものだそうです。
町の人たちにとっては、それぞれに思い出があるものなんですね。

山の勾配には紅梅がよく似合います。
 
梅林の向こうに三隅川や三隅町の町が見下ろせ、町の人たちの思い出作りには絶好の場所となっています。

 
                      ↑ ↑
白、ピンク、赤の梅の花に 混じって、ところどころにスイセンや菜の花の黄色がアクセントになっています。


 青空をバックに映える梅の大木!桜の木みたいです。



 
 



三隅梅林公園では、5月はツツジが咲き乱れ、6月は梅狩りで楽しめるという事ですので行ってみてください。
 







 ■ 続いては「石見畳ヶ浦」です。



 
  浜田I.C.から松江方面へ10分のところにあります。小さな漁港にあるコンクリートのトンネルを抜けると現れるのが「海蝕洞」です。
"会食堂"ではありません。鼻の穴のむこうは日本海です。

 
もうひとつトンネルをくぐると 海岸に出ます。
まずビックリ!なのは腰掛のような丸い石、"ノジュール"(団塊)と言います。丁度腰かけるのにいい大きさです。

地元の方によりますと「昔はもっと腰掛の形をしていた」ということですが、少しづつ浸食されているんでしょうか。


 
 
 
 そもそもこのような不思議な地形は、地殻変動によって1600万年という時を経て、隆起と沈降を繰り返し現在のような形になったそうです。
そして1872年に発生した浜田地震(M7.1)によって海面が隆起し、岩がずれて色んな形の山や崖のようになったそうです。
 



 ← ↓ いたるところにタイドプール(潮だまり)があり、
     様々な生物がいました。

 イソギンチャク

 ツノヒラムシかな?ぷよぷよしてました。
 

 ワカメ
 
 ノジュール(団塊)はまるで棚田に牛が糞をしたみたいに並んでいます。
ちゃんと地層にしたがって11列に並んでいます。





                                    岩には貝の化石が・・・ ↓ 
 タイドプールは子供たちにとっても最高の遊び場です。貝類やウニもいっぱい!(獲ってはいけません)小魚も泳いでます。
この日は5月並みの暖かさだったので、大人も一緒に遊んでました。

とにかく水が綺麗!時々風が吹くとさざ波が模様になって風紋みたいです。 
 
  周囲の砂岩層より堅めだったため小高い丘として残った"馬の背"と呼ばれている岩です。
遠くから見るとただの丘ですが、近くで見るとキノコのような不思議な表面をしています。


  行ったことはないけど、火星にいるような情景です。

     
        地盤がずれて地層がむきだしになった半島 

 カルシウム質で白くなった岩
 南極にいるみたい。

 一定間隔に亀裂がが走り、畳を敷き詰めた
 ように見えます。

 "馬の背"にご家族が登頂しました!
 お母さんは下で撮影。
これは"馬の背"の壁面です。岩にボタンが あるみたいですが、これもノジュールだそうです。 

 

 流木でオットセイを・・・

 流木とゴミでオブジェ!

 漂流物は、さすが日本海!韓国製です。
   
 
浜には、"ナスカの地上絵"かと思ったら!"砂かの地上絵"でした。




 

「馬の背」を背に畳の上でポーズ!


"石見畳ヶ浦"は国指定の文化財であるとともに、漂う磯の香りが風情を感じさせるということで、環境省が「かおり風景100選」に選定しています。

浜田へ行かれたら「しまね海洋館アクアス」とともに、海の香りを体感してください。