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2013年01月20日  
「東京物語」の大崎上島へ行ってきました!
 
■ 「東京物語」のロケ地、大崎上島へ上陸!

1月19日から公開の山田洋次監督作品「東京物語」のロケ地、大崎上島を訪れました。



 
 
   大崎上島は、竹原港からはフェリーで25分、
今、竹原はアニメ「たまゆら」の聖地として注目されており、ご覧のようにフェリーも"たまにユラユラ"揺れたりしていますが、「たまゆらバージョン」になっていました。

 
 大崎上島の垂水港に到着後、海岸線沿いを気持ち良く走っていると、まず見えてくるこじんまりとした小島!「二子島」です。
大崎上島の周辺には、このような小さな無人島が沢山ありました。




  そして続いて目指すは「海と島の歴史資料館」、ここは、昭和初期の内務大臣、望月圭介の生家ですが、現在は、保存改修して、島の文化と歴史を学べる資料館となっています。
 
 
  ↑ 資料館には、櫂伝馬に関する模型や資料が多く展示されていました。(入館料200円)



  こちらは「弓張岩」(ゆみはりいわ)。  
 
 
 ← クマさん鉄のオブジェ"天の鳥船"
 クマさんこと篠原勝之さんの作品。
  ↑ 「弓張岩」は、弓の名人、小早川冬平が、1400年ごろ、この岩に弓の弦をかけ海賊に矢を放ち撃退したと伝えられています。





 


大崎上島のほぼ中央にそびえる 島の最高峰"神峰山"(453m)から望む瀬戸内海は、晴れていれば"しまなみ海道"や四国も望めます。
  雲の間からこぼれる陽の光が水面に反射して、まだらに光っています。

 
 
     
      神峰山から見下ろす木江地区の町並みです。 ↑







 
 この度、「東京物語」のロケ地にもなった木江の古い町並みです。
父・周吉(橋爪功)はここから息子の住む東京へ行きます。



 大正時代に栄えたこの町には、カフェや旅館、今では建てることの出来ない3階建ての木造住宅などが並びます。
 
 
     
 





  "大新開厳島夜燈"
文化6年(1809年)、世紀の大工事、中野大新開の完成後、新開の豊作と海上の安全を願って建立されたものです。
   
      葦の生える池では野鳥が餌を探していました。
 大崎上島と長島を結ぶ"長島王橋"ではなく"長島大橋"です。全長402mのトラス橋で、とても美しい橋です。

 橋が美しいだけでなく、橋から見える風景も小島が点在して綺麗でした。
橋を渡ると中国電力大崎発電所があります。
 
     
     ← 最後は、"厳島神社"と常夜灯です。
航海の安全を願って建てられたもので、例年8月の"櫂伝馬競漕"では賑わっているそうです。


大崎上島は、釣りや海水浴だけでなく、景色や文化施設も楽しめるのどかな島です。
映画「東京物語」の公開を機に訪ねてみられては如何でしょうか。