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2012年09月23日  
日本最古の小学校岡山県吹屋小学校の一般公開!
 ■ 吹屋ふるさと村&吹屋小学校一般公開!

秋の気配が漂い始めドライブへ出かけたくなりました。
今回は、岡山県高梁市にある「吹屋ふるさと村」と「吹屋小学校」を訪ねました。
吹屋小学校は、今年3月で閉校になった日本最古の校舎を持つ学校ですが、9月22日と23日の2日間、校舎の内部を特別一般公開するということで行ってきやした。



 
 
 

「 吹屋ふるさと村」は、中国自動車道の岡山新見I.C.で降りて20分ぐらいの山間にある町並みです。
この町は、江戸時代から銅山とベンガラで繁栄をしてきました。
ベンガラは赤色顔料で、焼物や衣料品、家屋、船舶などに使われました。
吹屋は、日本唯一の産地として有名で、町並みも壁がベンガラ色で独特なトーンを醸し出しています。

← ベンガラ染め傘


 ↓ ベンガラ色の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区です。
 
     
     
 ↑ 郵便局もベンガラ色。
右端の写真、醤油製造所もベンガラ色です。
 


赤とも褐色とも異なる独特に色合いは、和風のものに良く合います。
焼物では、九谷焼、伊万里焼、京焼など、また漆器では輪島塗りなどの赤に使われていました。


↓ 「吹屋ふるさと村」の町並みから路地を山手に150m
ほど歩けば、特別公開の吹屋小学校です。 
 
     
 旧吹屋小学校の校舎は、1900年(明治33年)から1909年にかけて建築され、2012年に廃校になるまで、一世紀以上も吹屋の子供たちとともに生きてきました。
校舎は木造平屋建の西と東校舎、木造二階建の本館で構成されています。

 
 
     
   
← 西校舎から入場して、本館の1、2階へ行き、東館へ抜ける順路で行ってきます!



↓ 毎年、自分たちで版画カレンダーを作っていたようです。素晴らしい!
 
     
   ↑ 写真上の左をご覧下さい。これ廊下です!
三間あるそうです。トラス構造の天井が特徴的です。
 

周りは緑の山々で環境はバツグンです。
2010年度時点の在籍児童数は6人ということで、教室には、7人分の机と椅子がありました。



 
 
→ 教室内に飾ってあった貼り絵と絵。
あたかも現役の小学校のようです。



↓ 講堂のオルガンも結構な年期モノの 
ようです。
   
     本館2階にある講堂はたいそう立派でした。
とくに天井は、アールのついた折上天井で、風格があります。
演壇も気品があり、演壇横の掛け軸には校歌が書かれてありました。
 
     
     ← つい最近まで使っていた学級品?
月曜日には子供たちがやって来そうな
雰囲気です。
 階段は急でツルッツルですから落ちそうです。
手すりもひとつひとつが大変立派なもののようです。
   
   100年以上も現役で頑張ってこられた立派な校舎は、山の中の小さな小学校にしては少し不釣合いな感じがしましたが、それだけに小学校が建てられた明治時代の吹屋の繁栄振りをうかがわせているようです。


 
     
みなさん正面本館入口で記念写真を 撮られますが、他人が同じタイミングで撮るとお互い遠慮して端っこに・・・。




 
 
   校舎の外観は、いつでも見学できますが、内部の特別公開は、次回は11月3日(土)と4日(日)のいづれも10:00から15:00(入館料は無料)です。
合わせて訪れてみては如何でしょうか。