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2012年09月16日  
芸術の秋!宇部市の「ときわミュージアム」を紹介
■ 宇部市の「ときわミュージアム」!
宇部市はかつて石炭の街として発展してきましたが、街の環境は決して良いものではありませんでした。
そんな事から、街を明るくする事を目的に"緑と花と彫刻のまち"を推進し、今では、日本で初めて野外彫刻を展示した都市として、注目を集めています。

「歩行視のためのオブジェ」杉山雅之 →
   
             ゆるキャラ「チョーコクン」の絵。 ↑
            実際にお会いすることは出来ませんでした。


街中のいたる所に 彫刻やオブジェが存在しますが、その中心的スペースが「ときわミュージアム」です。
ときわ湖を中心に周囲約6㌔の園内には、博物館、遊園地、キャンプ場などの施設があり、「日本の都市公園百選」にもなっています。

← 常盤橋の欄干ごしに"ときわ湖"を臨みます。
 

 
     
 
「風になるとき」西野康造(1997)
 
「家族」五十嵐芳三(1963)
 
「森」永廣隆次(1985)
 
 → 噴水池にある白い壁のようなものは「時のシルエット」新宮晋(2003)です。



 ↓ 木で出来た「深夜バス」中出武彦(2011)は、夜にはライトアップされ更に想像力を増幅させます。
 
     
   ← 「ただいま、地球」岡野幸絵(2011)


 → 「KEHAI"fu-ll"」大隈秀雄(2011)
   風でゆっくり回ったり揺れたりします。
 

「グラヴィテーション」大井秀規(2011)
 
「あきつしま」寺田栄(2009)
 
「Total Theatre」カイ・シーメンツ(2011)
   1961年から2年に一度、彫刻の国際コンクール「UBEビエンナーレ現代日本彫刻展」が開催されており、今では世界各国から作品が寄せられています。
上位作品は、街中やこの公園内に展示されています。
 
 
 
 
「土の城」上條文穂(2011)

「森に棲む2010-5」北沢努(2011) 
 ↑ → タイの作家アリヤ・キッチャロエンウィワットさんの作品「ザ・ネイチャー・イン・マイ・マインド」(2011)
大地から空へ突き進んでいます! 







 
 
   
 「温羅(ウラ)」西平孝史(2011)

高さは3m85cmあります。
桃太郎の鬼のルーツとも言われる「温羅」をモチーフに生まれた作品。
やっつけられる前までは吉備の国の王様でした。
 
 「みんなの楽しみ」津村良(2011)
ステンレスで出来たバッターとキャッチャーは、硬そうでしなやかな動きがヒカリます。


 
 
     このミットでお好み焼きを焼くといい感じで出来そうです。
「蟻の城」 向井良吉(1962)
野外展示場の中にあって一際目立つ、彫刻のまち宇部のシンボルともなっている作品です。
宇部市内の工場から提供された廃材で制作されたそうです。
 
 
     
   ←
「リディファインド・スペース」フィリーズ・ベーカー・ハモンド(2009)
 ↓
 この日は、晴れてはいたものの風が心地よく、家族連れも気持ちよく散歩をしていました。
何しろこの「ときわミュージアム(公園)」は、駐車料金400円のみで入園料は無料!まさに市民の憩いの場です。
園内をランニングしている人も居ました。
   
      ↑ オブジェに溶け込む様子。


 ← こんもりとした丘の中を覗いてみると・・・。 
    落ち葉が溜まっていました。
    「標的の人」広井力(1969)
 
「パーミュティション」P.ツフォルドフスキー(2007)
 
「PONKO94」本郷重彦(1991)
 
 
「セルフ・コンシャスネス」ヨム・サンウク(2009)
 
  ↓ → 「ザ・フォレスト・オブ・ミラーズ」佐野耕平(2009)
 
 
     
                  「月の庭」深井隆(1997) ↑
 5つのパーツからなるインスタレーションのひとつ(石化した馬)
 馬の右の舟は「月に向かって進め」井田勝己(1995)

  

                    「山河」空充秋(1987) →
 
   空の雲も含めてアートな世界!です。
野外の造形物は、天気や影のできる場所などによっても見え方が変わってきます。
 → 「ロッキング・ドール」関正司(1079)
   森にひっそり佇み、風が吹くと首が揺れる
   んです。




 ↓ 緑が楽しめるミュージアムです。(無料)
   
     
     
 アートは、街中のあちこちで展開されていましたが、山口宇部空港にもアートなオブジェが点在していました。

 ↓ 「グラヴィテイション」大井秀規(2009)と
    「好縁・好円」小川徹也(2001)
 
     9月15日(土)からは、ときわミュージアム分館で「秋のコレクション展」が開催されています。
また、現在、来年開催の第25回UBEビエンナーレの作品も募集しています。
詳しくは「ときわミュージアム」のホームページをご覧下さい。
 http://www.ube-museum.jp/