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2011年12月25日  
八千代町サイクリングターミナルの里山保全祭り
 ■ 森林ボランティア「人と樹の会」主催の第13回"里山保全祭"が12月23日(金・祝)に安芸高田市(八千代町)の八千代町サイクリングターミナル(土師ダム)で行われました。
広島市内から約1時間、前日からの寒波で、周囲はうっすらと雪景色、時折雪混じりの雨が降っていました。

 
 このイベントは、毎年12月23日に行われ今年で13年目となるそうです。
会場は、サイクリングターミナルの駐車場とイベント施設「アミーゴ」。
里山を守るため、木材や竹を切り出して、炭焼きや門松作りを行いました。





   炭焼きの先生(左)と伝承者の宗綱修さん(林業) ↓
 まずは、炭焼き窯から2週間かけて丁寧に作りあげた木炭の炭出しを行います。

→ 窯から出る煙をこの装置で集めて冷却した時に出る液を集めて「木酢液」を作ります。
木酢液は、消臭、殺菌作用があり、農薬、入浴剤など幅広く利用されます。
壁の厚さが1mほどある窯、中には2週間ほどかけて徐々に温度を上げながら作られた木炭が眠っています。






 ↓ 入口のレンガを崩し、これから中の炭を取り出します。
煙が上がっている瞬間です。 
  ↑ 窯一杯にギッチリ詰めて積み上げた薪が、炭となって容積が減り、ご覧のようになっています。
   (右)窯から失礼!「スミません!」

 ← 炭を作られた宗綱さん。
   このように割っていない皮付きの丸い炭
   は、茶道のお湯を沸かす時に使う高価な
   炭だそうです。

 → 一般的な炭ですが、最近、輸入物に
   押されて割りが合わないそうです。
 炭で焼いた「焼き芋」は、サイコー!
 会場の「アミーゴ」では、しめ縄作り、竹の花瓶で飾った生け花(正月飾り)、門松作りが行われました。
 
門松作りは、もっぱら男のステージ!
 のこぎり、チェーンソー、電気ノコギリで竹が次々に門松仕様に切断されて行きます。
  ↓ 会場では、餅つきが行われ、豚汁とともに振舞われました。
これが(寒さも手伝って)美味しいのなんの!
何度もおかわりさせていただきました。


 ↓↓(下段) 「MORNING ALIVE」での告知を
聴いて、広島市内からお越しになった家族も
いらっしゃいました。
ご主人は、「町内会の餅つきより美味しいのは
何故?」と不思議がっておられました。
 広島からやって来た最年少の少年は、すっかりアイドル的存在になりました。
 
 
← 先生の指示通り製作した「お正月用生け花」



→ 門松は竹以外、オリジナルデザインです。 

(HFMの受付に展示中) 
 
     広島FMのホームページ「Do the  ECO」でも取り上げていますの
で、詳しい内容(ちゃんとした内容)は、ぜひこちらのアドレスまで。
http://hfmweb.jp/blog/eco/econews/