2018年01月14日 |
柳川川下り!@福岡県柳川市
■■ 柳川川下り@福岡県柳川市 福岡市から南へ車で約1時間、有明海に面した街「柳川市」! 水の都として有名な街です。 |
"どんこ舟"と呼ばれる舟底の平たい木舟で約1時間、「川下り」を行います。 "下り"なのでくだらなくないんです。 |
四季折々の景色が楽しめますが、基本的に寒い今の時期は観光客が少ないので「コタツ舟」としておもてなしをしてくださいます。 笠は、「笠ん!」なんて言わずに貸してくれます。(有料です。) |
船頭さんは竹竿一本で舟を操ります。 足元のみかんは、川べりのお宅から頂いたもので、竿で袋を引っ掛けてゲットしたものです。 (じつは失敗して、みかんが川に落ちました。) |
柳川の由来は、「掘割」沿いに植えられている柳から来ています。 |
「掘割」は、こんな狭いところもありウカウカしてられません!乗船客はアトラクションみたいでウキウキしていますが・・・ |
船頭さんは、ボーッとしていると「ガーン!」ですから、素早く身をかがめます。 しかもこの間、橋の下の反響を利用して歌うんです! 「♪ 雪の降る夜は~楽しいペーチーカー・・・」 |
柳川は、詩人の北原白秋の生家があります。 そのせいか、船頭さんは、北原白秋の歌を沢山知っています。「ペチカ」もそのひとつです。 上手だったので、はくしゅ~! |
「道の駅」ではなく途中「川の駅」が待ち構えています。 船頭さんの先導で脇に着け、甘酒やお餅を買います(ウッカリ買います)。 |
「掘割」は、約410年前、柳河城築城のおりに城下町を形成するために人工的に堀を掘って整備されたものです。 市街地2キロ四方に総延長60㌔に及ぶ掘割が作られています。 |
「堀」は"貯水池"として、生活用水、農業用水に使われていました。 また、柳川は、「うなぎ」も有名です。 川魚を獲る「四つ手網」のようなしかけも"現役"だそうです。 |
河岸のところどころに北原白秋の詩が書かれた碑が建っています。 (北原白秋 作詞:この道、あわて床屋、待ちぼうけ etc.) |
"なまこ壁"の旧家やレンガ造りの「遊倉」が立ち並びます。 こちらの「遊倉」は、明治後期の建物です。→ |
終点(下船場)の「御花」(おはな)は、柳川藩主立花邸で、洋館と庭園が有名です。 |
1時間チョットの舟旅のあとは、ちょうど日も暮れてきたところで名物"うなぎ"を食べました! |
「蒸篭(せいろ)蒸し」が有名ですが、蒲焼で頂きました。 "名物"でしめるとサイコーDAYS! |
●● 無視覚造形展@ギャラリーG すでに本日(1月14日)展覧会は終了してしまいましたが、中区のギャラリーGで開催されていた「無視覚造形展」をご紹介します。 |
"無視覚"ということで、作家の持田健史さんは38歳のころから徐々に視覚を失い、今では光を感じる程度で目は見えないそうです。 |
武蔵野美術大学を卒業されたあとは、デザインの仕事などをされていましたが、失明後は、触れて制作できる粘土で自己表現をされています。 |
同じ表情がふたつと無い作品郡は、制作されたその時の感情が表現されています。 |
唇から舌が出た作品「LET IT ベー!」は、覗き込むと銀色のパネルに自分の顔が写り、つい舌を出したくなりました。 |
色を指定して塗った"手"は、手を抜かず配色にこだわりながら配置していきます。 "手"だけで何かを叫んでいるようにも見えます! |
見えない作家が見える人に向けて作る作品は、他に例をみません! 現在は、"目"をモチーフに作品を制作中だそうです。 |
額縁も作品の一部で、立体的な額縁の間から射す光によってできる作品の影が、作品の表情を変えてくれます。 現在は、草加市にお住まいですが、故郷は広島ということですから、是非、また戻って展示会を行って欲しいところです。 |