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2017年09月03日  
男木島&女木島@香川県!
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男木島&女木島@香川県のART!



先週に続いて"香川県"シリーズ!いよいよ高松港から島へ渡ります。
フェリーは映画の題材にもなった「めおん2」号!
赤いコンパクトなフェリーで、地元では"丸亀うちわ"にもなっています。(内輪で盛り上がっているようです。)
 
 
    男木島 OGIJIMA


 高松港からフェリーで40分!まずは"男木島"(おぎじま)に到着!シンプルな港なので、いきなりのアート作品が目につきます。

 


 
 貝をモチーフにしたジャウメ・プレンサの作品で、島の案内所になっている「男木島の魂」です。
屋根に漢字、英語、アラビア語など8カ国の言語が書かれています。

雨が降っても軒で雨宿りができないやねこい屋根です。
 
   平地のない男木島では、昔を飼って収入源にしていましたが、今では牛柄の「ネコの島」になっています。
 
ネコを目的に来られる方も居るようで、ネコのほうも殆んど逃げたりしません。
「いらっしゃい・・・」って感じです。
 
   
     そんなネコをかき分けながら坂道を上ると「Dream Cafe」に到着!

カフェはお休みしていましたが、まず中庭に据えられていたのは巨大万華鏡です。
覗くと光によって色合いが変わるようですが、よく分かりませんでした。
 

 中庭を通って古民家に入ると中は白黒の世界!
川島猛とドリームフレンズ「カレードスコープ ブラック&ホワイト」です。




模様からを放つところもあって、ご覧のようになります。
見ている人がアートです。アート・ガーファンクルさんです。
↓ ↓
 
     シートをプリントしたところと、天井などはを投影してこんなになります。

 
 中ばかりではありません!
外壁は、眞壁陸二の路地壁画プロジェクト"wallalley"
あちこちに点在しており、アート作品と言うよりもはや島の景観の一部になっています。でも警官はいませんでした。
 
 
   男木島の路地では、船板を利用して作られたが独特です。
石垣古木の風合いがなんとも言えません。

 
 船板の壁を眺めながら更に上って行くと松本秋則作「アキノリウム」に到着!
土壁の古民家には、全てで作られた「影絵」(1階)と「自動演奏」(2階)が展開されています。

とくに「竹の自動演奏」は、"癒しの極み"!素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。必聴です!


をパタパタさせて音を奏でます。
 
     土蔵の前の受付から「どぞうーっ」と導いてくれます。
の中はくらいです。

 
 暗い部屋の天井からひとつひとつLEDが点いたがぶら下がっています。

栗真由美「記憶のボトル」
島の人たちの思い出をボトルに封入しています。
 
 
   子供の頃のおもちゃ結婚式の時のものなど、生活感あふれるアート作品になっています。
 
 男木小・中学校の体育館の壁面を使ったレジーナ・シルベイラの作品「青空を夢見て」!
この体育館の裏手の丘を登ると小豆島が見えました。

 
 
   フェリーは2時間おきに出ているので男木島には2時間の滞在でした。
"めおん2"に乗って次の"女木島"を目指します!

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男木島よ、サヨウナラ!おぎじ・・・じゃなくて、おじぎをして別れました。)
  女木島 MEGIJIMA


 男木島からフェリーで20分!「鬼ヶ島」と言われる
"女木島"
(めぎじま)に到着しました。

こちらの港では、「おにの館」と言われる島の案内所が出迎えてくれます。

 
 
 
   または、カモメの大群が出迎えてくれるカモね!
カモネじゃなくて、カモメ300羽!木村崇人「カモメの駐車場」という作品です。
とともに方向転換するスグレモノです。
出迎えは沢山あります。
"モアイ像"も出迎えてくれます。
が、しかし、これは国際芸術祭のアート作品ではありません!(地ものです)

 
   
   禿鷹墳上(はげたかふんじょう)の作品「20世紀の回想」
グランドピアノ4本の帆は、大航海時代の象徴としてピアノから常に音楽が流れ、波の音とともに旋律を奏でます。

ヒトが居ようが居まいが鳴ってます。異様です。
 
 島の象徴は、屋根より高い"オオテ"と呼ばれる石垣です。
冬の強い風を防ぐためのものですが、作った人にオオテみたい!

 
 
   "オオテ"の中には、古民家を使って「MEGI HOUSE」が展開されています。
愛知県立大学のプロジェクトチームが作品発表やコンサートを行っています。


煙突に頭を突っ込んでいるわたしではありません。
 
 大竹伸朗の作品「女根」
休校中の女木小学校の校舎、校庭を使って展開!ハレーションを起こしそうな色合いです。




「女根」の象徴が入口の真ん中に鎮座しています。 
 
    島に生息していた椰子オブジェがからまって作品に仕上がっています。
会期を追うごとに作品が増殖しているそうです。

 
島に住むおばあちゃんとの出会いも島を感じる大切な風景です。

女木島に住む人たちは現在、170人前後だそうです。
 
   
   「女木島」は別名"鬼ヶ島"と呼ばれ、島の山頂近くに洞窟があります。
洞窟は、かつての採掘現場ですが、今では貴重な観光資源となっています。
 
「鬼ヶ島」の洞窟にもアート作品があります。
オニノコプロダクションによる「オニノコ 瓦プロジェクト」
香川県の伝統工芸である瓦を使って、香川県内の中学生、約3,000人がワークショップで作った鬼瓦を展示しています。

じっくり見るととてもカワイイです。 

 
 
   対岸の岡山県の桃から生まれた「桃太郎」がやって来たのが「鬼ヶ島」と言われれば、位置関係は、なんとなく納得してしまいます。

ところどころに"鬼さん"が出没します。案内は"おじさん"です。
鬼ヶ島の帰りだからでしょうか、瀬戸内の海と空は、 真っ赤な夕焼けで染まっていました。カンドーです。
 
男木島&女木島2年後も楽しみです。