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2017年07月30日  
ミュージアム in 神戸!
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ミュージアム in 神戸!



DOG DAYS!な夏は、クールシェアに限ります。
涼しいミュージアムを目指して、この度は、チョットと遠出、神戸へ行って来ました!

早速アート? この暑さにも溶けないソフトクリームとアートな看板!
 
 
  このアートな看板は、グラフィックデザイナーで有名な横尾忠則展のもので、ソフトは横のお店のものでした。
という訳で、まずは、
「横尾忠則現代美術館」を訪れました。

現在、開館5周年記念展「ヨコオ・ワールド・ツアー」を行っています。

 
横尾忠則は、兵庫県出身のアーティストで、わたしたち音楽の世界でも深く関わりがあり、細野晴臣E、W&Fサンタナをはじめ数多くのレコードジャケットのデザインを手がけています。

1階はエントランス、オープンスペース、ミュージアムショップがあります。入館料は700円です。"ただ乗り"はできません。

 
 
   建物は4階建てで、残念ながら2階とと3階の展示室は撮影できませんので、横尾作品は別でご覧ください。


そして4階「アーカイブルーム」になっており、膨大な関連資料が保管されています。
 
 ほらっ!こんなに! ガラス張りですが中には入れません。
事前申請すれば閲覧可能です。
手前のテーブルには、アート作品に使用したフィギュアなどが置いてあり、「はー、なるほどね・・・。」と思うものもありました。
 
 


 
 4階の廊下部分は、横尾忠則が手がけた彼を象徴する"目"をモチーフにしたデザインになっています。

ここで撮影すると「メッ!」って叱られるかと思ったらデタく撮影可能でした!


「横尾忠則現代美術館」は、月曜日が休館日です。
 

 続いては「竹中大工道具館」!



「竹中大工道具館」は、あの竹中工務店が作った日本で唯一の大工道具の博物館です。

新神戸駅のすぐ横に有りますが、一見、高級料亭かと思うような日本建築庭園で作られています。



 
 
   建物はウッディーな作りで、今ではなかなか見ることができない"職人技"や贅沢な建材が存分で、都会のど真ん中にありながら、日本人ならずとも心癒される空間となっています。


軒が深い建物は、ガラス張りでありながら天気が良くても涼しげです。
 入館料は一般500円、この日は、中国からも団体さんが来られていました。
全面ガラス張りのエントランス・ロビーの外は緑が広がっています。
 
 
   分厚い一枚板をくり抜いた階段を下りてまず目に入るのは、「唐招提寺金堂」組物の実物大模型です。「コンドーです。」

釘を使わず木を組みながら建築する職人技は、改めて"手仕事の美"を感じます。
 
 

東大寺の五重塔を真ん中に、周りでは大工道具の発展に目を向けた「歴史の旅へ」です!
電気のない時代に、道具にも様々な工夫が施されています。



 
 
  分厚い大きな木を切るのは、大きなノコギリが必要です。
握りの部分も角度によって様々な形のものが用意されており"工夫"が並大抵ではありません。
 
 "伝統の技"を見学するのも伝統の和服が似合います。また色合いが渋い!
 
 
     大工道具は、日本をはじめ世界の道具約1,000点が展示されています。


意外に若い女性もじっくりご覧になっておられました。
 
さらに地下2階迄下りると"木を生かす技"が展示されています。
様々な種類の木が展示されているほか、カンナクズも展示されており、感触や匂いなどの違いを体感できます。

やはり檜の香りが癒されます。
 
 
   一枚板贅沢ベンチ!子供たちも気持ち良さそうに寝転がっていました。
"見る"だけでなく"体験"もできます。
この日は、カンナ削りを体験し、超薄のカンナクズを持って帰りました。
「なかなかすんなりとは、いカンナ・・・。」


 


 
 

 
   
最後は、「UCCコーヒー博物館」


こちらも日本では唯一「コーヒー博物館」!
1987年10月1日(コーヒーの日)に創業の地、神戸に出来ました。
場所は、中央区の"IKEA"の隣りです。
入館料は300円!(だんだん安くなりました。)


 
 受付では、ふたりのおねえさんが「Coffee Smile」で出迎えて下さいます。
「ウッシーシー」なんて言わない。


 
   
                   ↑ ↑
まず最初に目に入るは、1969年にUCCが世界で初めて開発した「缶コーヒー」!
翌年の大阪万博で大ヒットしたそうです。現存する唯一の初代缶さまです!

 デザイン性が高いコーヒー豆の麻袋!

博物館は、4階建てで6つの展示室に分かれて「起源」から「文化」まで解説・展示しています。
 「鑑定」の展示室では、最大産地ブラジルにスポットをあてて、「コーヒー鑑定」を中心にコーヒー生豆が消費国へ旅立つまでの過程を紹介しています。
 
 
   生豆(なままめ)を仕分けする機械ですかね。
肌色の生豆を見るとなまめかしいです。
見たこともない不思議な機械がたくさんありますが、様々な過程を経てコーヒーが出来上がることをご覧になれます。
 
 火との出会いがコーヒーを大きく変えたそうです。
生豆を炒ることによって、コーヒーの香りや味わいが醸し出されるわけで、"焙煎"は、コーヒーの味を左右する重要な過程なんです。

大掛かりな"焙煎装置"!お値段は、通常の倍せん




"コーヒーの木"  
 
    カフェオレ色したヒトが"テイスティング"をしています。


 

来館者も"テイスティング"をさせて頂けます!
1日4回、毎回テーマを決めて行います。
この度は、「水出しアイスコーヒー」「お湯出しアイスコーヒー」のテイスティングでした。

個人的には、"水出し"のほうが香りが高く、"お湯出し"のほうがコクがあったように思いました。



ミュージアムショップもあります。
 
     "豆挽き"は、子供たちに人気がありました。
 
 コーヒーに関するクイズに答え、正解数によって"特典&本人の写真付き認定証"がもらえる企画も大好評!
ちなみにみなさんが座っておられるイスコーヒー豆のデザインです。
 
 
   出身地だったり地元企業による"ミュージアム"を通して日本の力を感じました!

とても充実した楽しい旅でした。オススメします!